Etsy商品のサムネ(メイン画像)の比率|正方形か4:3か
どうも、244です。今回は、Etsyショップに商品を出品する際のメイン画像について書いていきます。最大で10枚設定できる出品画像のうち、メインとなる画像のことですね。
結論を先取りして書いてしまうと、画像の比率とサイズのお話です。比率は正方形ではなく4:3で、サイズについては一辺が最低2000ピクセルあると良いということで 2667x2000pixel もしくは 2700x2025pixel などと言われているようです。
なぜいまさらになってこのお話をするかというと、ぼくが今までメイン画像について深く考えず(多少は考えましたが…)、なんとなくで正方形でアップロードしてきたからです。
今回調べてみて「4:3のほうがいい」と納得できたので、100個以上ある全商品の画像を全リニューアル中です。
ああ、もっと早くにやっておけばよかった…
リニューアル作業、合計で8時間はかかりそうです…
商品の出品画像とは
まず、そもそものお話ですが、商品の出品画像というのは、おそらくみなさんがご想像の通り、商品ページで表示される画像です。
Etsyで出品する際には、画像を最大で10枚までアップロードすることができます。その10枚のうち1枚をトップ画像に指定します。
商品の出品方法については、下記のnoteで詳細に書いているのでご参考ください。
メイン画像とは
メイン画像というのは、簡単にいうとYoutubeのサムネみたいなものです。そのEtsy版だとご理解ください。
Etsy上で検索したときや、おすすめに表示されたときなど、商品の詳細ページに飛ぶ前の表示画像となります。要するに、第一印象です。
閲覧環境で変わる比率
本題に入る前に、使用するデバイスによって表示されるメイン画像の比率が正方形だったり4:3だったり5:4だったりと変わることを認識しておきましょう。
あ、ちなみに正方形はイメージしやすいと思いますが、4:3とか5:4なんて言われてもわからないですよね。
4:3に比べて高さが若干あるのが5:4比率!みたいな感じです。
ちなみに余談ですが、Youtubeのサムネイル画像の比率は「16:9」です。高さが低めで横に長いイメージですね。
尚、これから「PC」「Androidタブレットorスマホ」「iOSタブレットorスマホ」の3パターンで表示比率をご紹介していきますが、「タブレット」「Android」に関してはぼくの環境で確認ができないため、下記の動画を参考にしたことを補足しておきます。
めちゃくちゃ勉強になった動画なので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね〜!
PC、タブレット、スマホでの違い
では、下記が環境によって変わる画像表示の比率になります。識別しやすいよう、正方形のみ太字にしています。
※AndroidタブレットのEtsyトップページで「おそらく」と付け加えているのは、ご紹介した動画では触れていなかったからです。ただ、ぼくがiPhone(iOSスマホ)でEtsyアプリを開いたときのトップページで表示される比率は5:4であり、これはEtsy検索時と同じ比率なので、Androidでも同じルールだろうと推測して「4:3」としています。
下記に、ぼくが実際に確認した際のスクショを貼っておきます。
PCでの閲覧時(ブラウザ/Chrome使用)
iPhoneでの閲覧時(Etsyアプリ使用)
デバイス間での違いまとめ
ということでまとめると、閲覧環境によって表示される画像比率は、下記のような感じです!
・PC閲覧の場合、トップページのみ「5:4」で、他は「正方形」
・ショップのトップページの場合は、全デバイス共通で「正方形」
・タブレットとスマホだと、Androidは「4:3」、iOSは「5:4」
一見すると「全デバイス共通の正方形がよくない?」と思うこともありそうですが、注意点として、それは「ショップのトップページ」だという点です。
さきほど「メイン画像は第一印象」だと書きました。それで考えると、お客さんがショップの商品に出会う最初の接点が「ショップのトップページ」になることは、ほぼないと考えます。その前に「Etsyトップページ=Etsyおすすめ」だったり「検索結果」だったりの画面があるからです。
となると、PCとiOSの場合は「5:4」、Androidの場合は「4:3」比率となります。どっちを選ぶべきなのでしょうか。
いや、そういう風に「ぴったりの比率」を探そうとするよりも、「ある比率を選んだときに、そうではない比率で表示されたときに、どのようにクロップ(トリミング)されるのか」を考えるといいようです。
いよいよ本題、選ぶべき比率についてのお話です。
なぜ4:3比率がよいのか
結論として「4:3がよい」というのはそうなのですが、その理由を書いていきます。
メイン画像が正方形の場合
例えば、ぼくはいま正方形で商品画像をアップロードしていますが、この正方形の画像が「5:4」の比率で表示される際、どの部分が切り抜かれるのか見てみましょう。
下記画像の上下の赤字部分です。
なにも考えずに正方形で商品画像を制作していたぼくですが、見事に上記のタイトルが消されてしまっていることになります。下部も同様です。
しかも、しかもです。「ショップページにきてもらえれば正方形としてそのまま表示してくれる」と思いきや、スマホで閲覧した場合、下記のような感じで上下左右をクロップするのです。笑
要するに、正方形で商品の出品画像を制作すると、上下左右がクロップされてしまうことになります。なんとも不便です。
メイン画像が4:3の場合
一方で商品の出品画像を4:3で制作した場合、下記のような感じでクロップされます。
まず、下記が4:3の画像が5:4で表示された場合です。左右の赤枠がクロップ部分です。ここは表示されません。
続いて、4:3の画像が正方形で表示された場合です。
要するに、4:3で制作した場合はクロップされるエリアが左右だけになります。
メイン画像が5:4の場合
続いて「5:4の場合」と解説したいところですが、残念ながらぼくはAndroid端末を持っていないので「4:3」表示を確認する術がありません。
ただ、5:4で制作したメイン画像が正方形にクロップされるエリアは、下記の赤い部分となります。
4:3の場合と比べると、左右のクロップエリアが少し少ない、狭い感じはします。
ただ、さきほどご紹介した動画によると、メイン画像が5:4の場合、それが4:3として表示される場合は左右ではなく上下がクロップされるそうです。
4:3の場合はクロップが左右に限定されていたのに対して、5:4で画像を制作すると上下左右がクロップされることを念頭においてデザインしなくてはいけません。
これが「メイン画像は4:3が好ましい」とされる僕なりの理由です。
ということでまとめると、
・正方形もしくは5:4だと、上下左右がクロップされる
・4:3だと左右のみがクロップされる
Etsy公式も4:3を推奨している
そして最後に、というかこれは最初に書いたほうがよかったかもですが、Etsyの公式もメイン画像については4:3を推奨しているのです。
最終的には自分の環境での確認
といろいろと書いてきましたが、最終的にはご自身での確認が大事になります。実際に商品を出品して、PC、タブレット、スマホと可能な範囲で見え方をチェックして、デザインを微調整していくといいと思います。
例えば、今回ご紹介したクロップの話とは別に、スマホであれば「見た商品」の表記だったり、お気に入りのハートマークだったり、いくつかEtsyの公式の仕様としてのデザインが被ってきます。
どこまで微調整するかになりますが、「これは隠れてほしくない!」というデザインやテキストがある場合は、それが隠れないようにさまざまな環境でチェックしてみて確認することをおすすめします。
といいつつ、ぼくもまだまだ改善中ではあるので、じぶんごとなことではあるのですが…
画像の推奨サイズと容量
ということで、ぼく個人の結論としてはメイン画像については4:3の比率がよいということなのですが、次は画像サイズのお話です。
というのも、画像が重すぎると、データのサイズが大きすぎると、それだけ閲覧しているユーザーに負担をかけることになります。高画質なのはよいことですが、ユーザー側のネット環境が遅い場合、表示に時間がかかり、ストレスになります。最悪、ローディング中に離脱してしまうかもしれません。
Etsyの公式ページを読むと、画像の形式として下記を推奨していることがわかります。
PPIというのは「pixels per inch」の略で、1インチに何個のピクセルが並んでいるか、という解像度のことです。72PPIというのは「1インチに72個のピクセルが並んでいる」という密度です。
PPIの設定については、ご自身で使用しているソフトでどう設定するのか調べてみるといいと思います。
サイズについて
「最も短い部分が2000ピクセル」から導き出されるサイズとしては、下記となります。
・2667x2000pixel
もしくは
・2700x2025pixel
比率が「4:3」であればいいので、これはほんとうに「どちらでもいい」のですが、上記のサイズが公式推奨にぴったりくるサイズです。
このあたりのサイズについては、ネットで調べてみると人によってまちまちなので正解はありませんが、ぼくは上記のサイズで制作してみたところ「ちょっと画像荒くない?」と感じました。
なので、ぼくの環境としては、下記のサイズにしています。
横幅 4000 x 高さ 3000 pixel
だいぶ大きい気はしますが、ぼくの場合だとこれくらいサイズがあったほうが荒くならないようでした。
容量について
とはいっても、サイズがでかくなって容量が1MB以上になってしまうとあまりよくありません。実際、さきほどの 4000x3000のサイズで制作すると1MBを超える場合もあります。
そんなときに画像圧縮ツールが便利です。画質をほとんど失わずにデータだけ軽くしてくれるツールで無料のものがたくさんあります。
ぼくは下記のツールを使用しています。パンダがいるかわいいサイトです。
最大で一気に20個の画像まで圧縮できて、1個の最大サイズは5MBまでOK。この範囲であれば、完全無料です。
このツールを使用すると、サイズが半分(=500KB)になったりするので、こうした圧縮ツールを活用して、公式の「1MB以下」というのをクリアしています。
まとめ
ということで、あくまで「244調べ」ではありますが、まとめると下記になります!
・メイン画像は第一印象だからめっちゃ大事!
・PC、タブレット、スマホで表示比率が変わる
・4:3比率がおすすめ
・サイズは横幅4000x高さ3000pixelがいい感じ!
・圧縮ツールでサイズを軽くしよう!
おまけ:Etsyの仕様は変わっていく
そして最後に、今回書いたことは「とりあえず現時点で」という形で、Etsyの仕様は変わっていくことがあることを覚えておきましょう。
以前、運営が表示テストを行なった結果「正方形表示のほうが購買率が上がる」という結果が出たという話があります。
これは昨年7月の話ではありますが、運営も日々いろいろなテストをしていて、ユーザーがより快適に商品に出会うための環境をつくっています。
もしかしたら、今後「すべて正方形で統一します」となるかもしれませんし、いやいや、4:3に統一!なんてこともあるかもしれません。わかりません。もしくは、縦型の比率を優勢にするとかあるかもしれません。
日々Etsyをチェックして、仕様の変更があったら、スピーディに対応していくことも大事です。
と書きながら僕自身も徹底してできているわけではないのですが、あくまで理想論として、ではあります。
* * *
ということで今回はとくに有料noteを書いているわけではないのに、5000字を超えてしまいました!ただいま23時半、カフェにて、そろそろ帰宅しなくては…
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