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退屈な作業を捉え直し、その大切さを見出す

どうも、244です。今年の2月からEtsyショップを運営しているぼくですが、今回はちょっと気づき的なことを書いてみます。

ショップを運営していて半年ほどが経過しました。商品の制作、出品作業、カバー画像の調整、SEO強化、問い合わせ対応、さらにはトレンドや競合リサーチなど、やるべきことが無数にあります。


退屈な作業

最近、出品商品の画像を総入れ替えしたり、説明文やタグを調整してSEO強化をしたりしているのですが、SEO強化の作業が苦手で、、、作業自体は10分くらいだとしても「ああ」とたくさんの集中力を使っている気がするのです。

極端にいうと「この作業、嫌いだなあ」という感じでしょうか。

商品の画像をアップデートすることは楽しかったりします。商品のビジュアルが変わるので、看板が変わるみたいな感じで、「おお、いい感じ!」と作業後にうれしくなります。

SEO強化の作業は、分析ツールを活用しながら、説明文やタグをどう改善すれば検索されやすくなるのか、微調整に近い作業です。画像の変更と違って、テキストだけでちまちまやるような感じです。

あ、「ちまちま」はぼくの主観が入っちゃってますね。でも、そんな感じで苦手なんです。

「したいこと」の中にある「したくないこと」

以前、Youtubeで養老孟司先生の講演を見たのですが、そこでは「したいことをするっていうのは、"したくないこと"をするってことだ」というようなことをおっしゃっていたような記憶があります。したいことの中にある「したくないこと」をちゃんとやる、楽しんでみる。そういう話だったかと。(記憶がおぼろげですが)

さきほどの「SEO作業がつまらない」というのは、ぼくの中では「したいこと」である「Etsyショップ運営」の中に入っている「したくないこと」なのだと思います。

でも、SEOってすごく大事なんですよね。潜在的なお客さんに商品を見つけてもらうための重要な要素です。

それで今日「これ、ちょっと農業に捉え直してみたらいいのでは」とふと思い、このnoteを書いています。

「つまらない」と感じているけど、やる必要があることはわかっている。そして、できればこの「したくない」を「したい」に変えていきたい。「したい」まで思えなくても、「するべき」くらいには。

畑作業に捉えると

ぼくは農業経験はないです。ちょこっと家庭菜園的なことをやったことがあるくらい。土を耕したり、雑草を抜いたりといった経験はありますが、どれも断片的な経験です。

この程度での経験にはなりますが、それでも農業のなんとなくな要素は浮かびます。土地、植物(作物)、水やり、肥料(追肥)、剪定、収穫など、いろいろとありそうです。

これらをショップ運営に当てはめてみると、下記のようなイメージでしょうか。

土地 = Etsy
作物 = 商品、出品
水やり = SEO強化、その他メンテナンス
肥料 = セール開催、SNSの活用
収穫 = 販売

土地 = Etsy

例えば、「商品を海外に売る」という目的のためにぼくが選んだプラットフォームは Etsy です。これは、どこで農業をするか、の土地だと思います。一旦スタートしたら、その場所を変えることはなかなか難しい。ある意味での土台です。

素人の想像ではありますが、農業においてはその土地の「土」の状態がどうなのかによって、作物の相性や育ち具合にも影響がでてくると聞いたことがあります。Webサービスもそうだと思います。Creema、minne、eBay、Etsy、どれを選択するかでどんな商品が売れるのかも変わってきます。

作物 = 商品

土地が決まったら「なにを育てるか」です。キャベツ、ナス、トマト、キュウリ、ズッキーニ、りんご、ももなど、どんな作物を、どんな時期に、どれくらい植えようか。

これは「商品」でしょう。農業でも文字どおり作物はスーパーに並び商品となりますが、ショップ運営でも同様です。

どんな商品を制作しようか、人々はどんな商品を買いたい(食べたい)のか。ラインナップ(作物の種類)はどうしようか。年間を通して、シーズンも見込んで、どんな商品を、どんなタイミングで出品していこうか。

農業とショップ運営で違うのは、ショップ運営では土地の広さがほぼ無限ということです。ぼくはデジタル商品を販売しているので、データ管理ができる限りは、無限に商品を増やせます。農業ですとそうはいきませんので、土地の有限性については異なりますね。

水やり = SEO強化やメンテナンス

冒頭でぼくが「つまらない」と吐いていたSEO強化作業ですが、これは農業でいう水やりだと思います。書きながら考えていて「肥料かな」とも思ったのですが、いやいや、SEO強化作業は水やりのはずです。

植物に水をやらないと枯れてしまいます。基本中の基本でしょう。植物によって必要な水の量は違うと思いますが(昔、水のやりすぎでゴーヤを枯らしてしまったことがあります)、それでも水やりが必要であることは変わりません。

ショップ運営においての目的が「商品を見つけてもらい、買ってもらう」であれば、SEO強化作業(水やり)を怠ってはいけません。

SEOを改善するといっても、相手はサービスのアルゴリズムです。その中身は(Etsyの場合は)公開されていませんので、ある意味でブラックボックスです。これは、植物に水やりをすれば育つことはわかっているけど、「なぜ育つのか」が完全解明されていないのと似ている気がします。

SEO強化作業は水やりなのです。ぼくは「つまらない」と感じていますが、やらなくては商品が枯れてしまう。「やるべき」ことです。

肥料 = セール開催、SNSの活用

定期的にセールを開催したり、Xやインスタ、PinterestなどのSNSを活用してお客さんを呼び込むのは、肥料なのではないかと思います。

Etsyという「土地」で育ててはいるけど、飛び道具的に肥料を注入して、もっと元気に育ってもらう。別の土地からお客さんにきてもらう。

もし、農業をはじめた土地が自分が育てたい植物と抜群に相性がいい場合、肥料なんて必要ないかもしれません。その植物が必要とする栄養は、すべて土にある。でも、そうじゃない場合もあるから「肥料」というものが存在するのでしょうきっと。たぶん。

ショップ運営でも、ある商品を出品したとして、その商品とプラットフォームの相性がよければ、そこまでがんばってSEO強化や画像調整などしなくてもたくさん売れるかもしれません。でも、そういうことって稀なはずです。

だから「いまはお買い得ですよ」とお祭りみたいにセールを開催したり、SNSで出張してお客さんを連れてくる、というイメージでしょうか。

収穫 = 販売

農業では、収穫してスーパーなどの店頭に並んではじめて「商品」になります。値段がつきます。これはショップ運営でいう「出品」に当てはまりそうです。

ただ、ショップ運営において「収穫 = 出品」ととらえると、うまく想像ができませんでした。SEO強化というのは"出品後"にやることが多々あります。これを農業で考えると、店頭に並んでいる野菜を農家さんがメンテナンスしにくるみたいな光景になり、うまく想像できません。

ですので僕の場合は、ショップ運営ではお客さんが商品を購入することが収穫ととらえてみました。

その商品がお客さんの生活をどう彩るのかというのは、購入後のことです。ぼくはここにはタッチできませんので、「どうかよりよい暮らしになりますように」と願って商品を制作するのみです。

お客さんがスーパーで野菜を買って、家で料理をして「おいしいね」と食べる。ショップ運営では、オーナーのぼくが商品を出品して、水やりをして、肥料を与えて育て上げ、お客さんに見つけてもらい、買ってもらう。そして、お客さんが「わあ、買ってよかった」と感じてもらえればうれしい。

ぼくが育て上げた作物(商品)が本当の意味で花開くのは、お客さんが買った後のことでしょう。

最後に

ということで、今回はだらだらと書いてしまいましたが、「したいこと」の中にある「したくないこと」に向き合うために、視点を変え、畑作業に捉え直してみました。

こうして書いてみると、たしかにSEO作業は大事です。というか、やらなくてはいけません。水やりですから。

これからは、SEO作業をするときは、植物に水を注いでいる光景を浮かべながら、植物の葉っぱにハリがでてきているような光景を浮かべながらやってみようと思います。

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普段は、ハンドメイド系EC大手 Etsy の攻略情報を発信しています。海外に向けてなにか販売したい、副収入がほしい、など考えている方は、目次などもつくって累計50本以上のnoteを投稿中ですので、よかったらぜひフォローくださいね。

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244|Etsyショップ運営中
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