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vol.2 美味しい愛媛、わたしはエンパス。《新婚妻、放浪の旅に出る。》

当初、愛媛には2泊だけして東京に帰ってくる予定でした。
往復の航空券も買いました。
が、買った後で同行の友人Yと「大阪にも行こう」という話になり、復路の航空券を権利放棄して(LCCの最安チケットだったので、キャンセルしても払戻しがない)そのまま大阪へ向かうことになったのです。
これ以降、「この旅では往復の交通チケットは買うまい」と決めました。常に片道のチケットのみを買いました。
その日の寝床は基本的にその日に決まり、明日どこに行くのか、1時間後どこにいるのかすらもわからないような日々になっていきました。

愛媛にはまず、のりちゃんに会いに行きました。
ネットで知り合ったのりちゃんとは、私もYもこれが初対面でした。
松山空港でのりちゃんとハグ。たぶん年齢的には私たちの親でもおかしくないけれど、少女のようにキュートなのりちゃんは初めて会ったペンフレンドみたいな、そんな感じがしました。

のりちゃん宅の別邸「をかしの家」(ここでのりちゃんは仲間と一緒に棉を育て、紡ぎ、織り、素敵なものをつくっています。をかしの園ブログ)に泊めてもらい、愛媛の美味しいみかんや、のりちゃんお手製郷土料理を食べました。
それにしても、みかんの種類のなんと多いことよ。さすが愛媛。
いただいた料理の中では、私は「丸ずし」がお気に入りです。酢飯の代わりにおからを使い、酢でしめた魚で丸く小さく巻いたやつ。また食べたい。

突然ですが、私はよく誰かと同調してそっくりさんみたいになります。親しい人ほどそうなります。喋り方が自然と似たり、雰囲気や趣味嗜好が似たり。
正確には「似る」というより、お互いに共通している要素があぶり出されてそれが表面に出て、「なんか私たち似てるね!」or「似てきたね!」ってことになるのでは、と思っているのですが、とにかくそういうことがよくあります。
そういう現象が「エンパス」という名前で語られるのを聞いたことがある人もいると思います。
今回の旅ではそれを体験し意識することが度々ありました。
まず、のりちゃんの愛媛弁がうつりました(笑)。
のりちゃん曰く「私のは愛媛弁ともちょっと違うんよ」とのことでしたが。
のりちゃんと喋る時だけ、私も自然と同じ喋り方に。Yと話す時はそうならなかったし、愛媛を出たら愛媛弁は出てこなくなりました。
自分の言語チャンネルが切り替わったみたいで、面白い体験でした。
真似しようとしてるわけじゃなくて、普通にナチュラルに出てくるので(笑)。
あっ、外国語を習得する時に、その国の友達を作れば早いっていうのもこういうことかなー、と今思いました。

同調体験はYとの間にもかなりありました。それは次回以降に書きたいと思います。

💫🛸ほよよ〜🛸💫