初めてのショートショート
6/22、田丸雅智さん×高橋晋平さん「5分でチャレンジ!ショートショート書き方講座」のイベントに参加した。
小説を書いたことはないが空想するのは好きなので、それをうまく文章化できるようになったらいいなと思ったのが参加理由。
ワークショップは全部で3回。
初回は田丸さんのワークシートを用いたもの。
お題は「しゃべるコップ」、制限時間アリ。
自分が思う「しゃべるコップ」の説明、よいところ、悪いところを書く(5分くらい)
それを元にショートショートを書く(4分くらい)
初めての経験。
制限時間があるので、書きたいことを書き切れずに終わりそうで焦る。
なんとかギリギリ書いたのがこちら。
恥ずかしげもなく出す(笑)
しゃべるコップ
古い雑貨屋で見つけた1つのコップ。顔がついている。
「買ってくれよ」と話しかけられた。
「オレ、いい仕事するよ」
つまらんかったら捨てればいいか、30円と安いしな。
家に帰ってさっそく使ってみる。
まずは泡盛を作ってみよう。
氷を入れると「冷たい!冷たい!」とうるさい。
泡盛を注ぐとなんか顔が赤くなっていっている。
「コレいい気分になるやつだな」
おい!しゃべると泡盛漏れてんじゃん!ちっとも役に立つ気がしない。
このままじゃ大事な泡盛を全部飲まれてしまう。
うん明日ゴミの日だ。捨てよう。
所感:
書き始めたときの構想とちょっと違う方向に進んでいった。
この内容だと私のんべぇに見えるなぁ。
2回目のワークショップはお題を3つから選んでいきなり物語を書く。
制限時間は5分。
「注意報 ごっこ」「まがった バナナ」「2次会 ポケット」
どれもパッと思いつかないが、この中だとコレかなぁ。
2次会 ポケット
「おっ、ひさしぶりじゃん。」
「あっ、先週以来だね。」
「こいつら何かと言うとすぐ飲み会だよな。」
「そうそう。」
「んで、毎度2次会。」
「この後さ、フラフラしながら帰るんだけどさ、毎度俺地面にぶつかんだけど。」
「あー、俺もだよ。」
「んで、そのまま朝。」
「汚いよなー。シワシワだし、食べかすやお酒飛んだのとかついてるしさー。」
「それだけならいいじゃん、うちは…」
「…アレか。ツライな…」
「まぁ、こいつらのおかげで俺たちもちょこちょこ話せるんだけどな」
「まあな」
Tシャツポケット同士の持ち主の愚痴。
所感:
書き出したらポケットたちの会話になった。
書きながらポケットもいろいろ大変よね、と思った。
最後もうちょっとうまくまとめたかったなぁ。
時間の制限があるからこその中途半端、これも味なのかな。
あっ、今気づいた。Yシャツって書いてるつもりだった…。
最後のお題は制限時間3分。
「大増殖 を英語で説明」
「毒舌 を宣伝してみる」
「女子 に教えられたこと」
おい、なんも思いつかないぞ。
よし、なら一番思いつかないのを選んでやる!
大増殖 を英語で説明
部長に大増殖を英語で説明しろと言われた。
突然のことだ。
いつも大変お世話になっている。
仕事は常にわかりやすく指導してくれるし、憧れの部長。
だが、今回のこの指示は意味がわからない。
私は英語ができないからだ。
自慢じゃないが、英検は4級だ。
しかしそんなことは言ってられない。
なんとか期待に答えたい。
私は叫んだ!
「アップアップアップ!」
「プラスプラスプラス!」
「ウイルスウイルスウイルス!」
「ウェイトウェイトウェイト!」
知ってる増えるっぽい英単語。
やりきった顔で部長を見ると、部長は会議室の隅で体育座りをしていた。
所感:
うん、英検4級の私にはこれが限界だった。
感想
いやぁ、めっちゃ楽しかった!
これは友達ともやってみたい。
時間を制限することで物語に変なおもしろさが加わって、それを共有して楽しめる。
ちなみに後半のお題は「ショートショートnote」からランダムで引かれたものです。(6/22発売)
イベントテーマはショートショートの書き方だったが、これは発想やアイデア出しのコツに繋がる。
田丸さん、高橋さんのそれぞれのやり方なども話してくださり、たくさんのヒントが詰まっていてとても参考になった。
自分なりのやり方を見つけていこうと思う。
本当にありがとうございました。
今回3つのショートショートを書いてひとつ気づいたこと。
私は会話なしで物語を書けないんだなぁ(笑)