マネージャーとしての第一歩、コーチングに助けられて
それは20年くらい前のことです。
当時勤めていた企業にて、マネージャーとして新しいチームを任されることになりました。チームリーダーの経験はありましたが、そのチームの担当領域は私にとって未経験であり、メンバー数も多く、仕事量も膨大でした。外から見てもあまりうまくいっていないように見え、課題が多そうでした。内示を数か月前に受けたのですが、「えー、私で大丈夫?」という不安でいっぱいでした。
当時、その不安をかき消すために、メンバーと面談したり、さまざまな人から意見をもらいつつ、どうしたらいいのかを必死に考えました。
当時の状況
当時の私の状況は次の通りです。
私よりもメンバーの方が圧倒的に専門性が高い。
つまり、私はプレイヤーとして役には立たず、マネージャーに徹するしかない。
こんな私がチームメンバーから信頼を得ることができるのだろうか?(涙)
こんな私がチームをリードできるのだろうか?(涙)
絶望的な気持ちで、リーダーシップやチームマネジメントに関する本を手当たり次第に読み漁りました。その中で、コーチングの本に出会いました。これだ、と思いました。
懺悔
いまから振り返ると、それまでの私は、プレイヤーで、マネージャーでは無く、メンバーの話を聴いていなかった・・自分で全部できたし、その方が早いと思っていた。
(当時のメンバーのみなさん、ホントごめんなさい)
でも、新しいチームではそれが許されない環境です。
そこで、コーチング本を通じて基盤となる「傾聴力」を学び、それを実践しようと努めました。ちゃんとできていたかは自信ないんですが・・。
傾聴力の効果
こんな効果があったように思います。
深い理解や共感がうまれやすくなり、感情的なつながりが強化される
効果的なフィードバックができるようになり、目標達成が近くなる
根本原因の特定がしやすくなり、問題解決力が向上する
チームの一体感が向上する
今思うこと
当時、上司に、「コーチングを受けたい」&「コーチングを学びたい」と相談したら、「意味あるの?」と一蹴されてしまい、そこであきらめてしまったことを、いまだに後悔しています。
もう少し、ちゃんと説明すれば理解してもらえたのではないか?
もし、会社に承認してもらわなかったとしても自費で行けばよかったんじゃないか?
って。
ただ、あの時の出会いが起点となり、いま、自分が学びの機会を得て、コーチングの価値に魅了されていることに幸せを感じています。
今日はここまでとします。またお会いできたらうれしいです。
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