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モノを申す女性になる

NHK 『虎に翼』の佐田寅子さんは、モノを申す女性として描かれています。それが上司であれ、偉い人であれ、自分がおかしいと思ったことを伝え、自分の考えを主張する女性です。

では、佐田寅子さんはいつも、すべてのことに対してモノを申すことができていたのか?そうではないように思います。弱っていた時代には、言葉が出てこず、モノを申すことができない彼女が描かれています。さらに、状況が複雑化していく中で、考えを表現できずに苦しむシーンもあります。

つまり、モノを申すことができる女性でも、常にその力を発揮できるわけではなく、困難な状況や時期もあるということです。

主張することの難しさ

モノを申す、つまり自分の意見を主張することは、簡単なことではありません。自分のやりたい仕事や望む環境を手に入れるためには主張が必要ですが、いきなりうまくいくわけではありません。主張するためには練習が必要です。

特に、女性が会社という組織で活躍の場を広げるには、自分の意見を伝えることが重要だと思います。しかし、現実はそう簡単ではありません。声を上げることで「うるさい女だ」と思われるかもしれませんし、逆に何も言わなければ「何を考えているかわからない」と感じられてしまうかもしれません。

だからこそ、練習が必要だと私は思います。
自分の想いをきちんと理解し、受け止め、それをどう言葉にするかを学ぶことが大切です。言いたいことが分かっていても、うまく伝わらないことがよくありますが、それは自分の想いを言葉にするスキルがまだ不足しているからかもしれません。

コーチングが役立つ理由

私はコーチングが、モノを申す練習になると考えています。コーチングの場は、自分の想いを整理し、それをどう表現するかをじっくり考える時間です。自分の内側にある感情や考えを明確にすることで、自信を持って主張できるようになります。

コーチングのセッションでは、相手の話をよく聞き、問いかけを通して自分の本当の想いに気づくことができます。そして、その気づきをもとに、自分の考えをどう伝えるかを練習する場にもなります。主張するためのスキルは、鍛えれば必ず向上します。

終わりに

モノを申すことは、私たちが自分の人生をより良くするために必要なスキルです。それは、自己理解と相手への尊重をベースにした訓練であり、すぐには身につかないかもしれません。でも、少しずつ練習しながら成長していくことで、私たちの声は力強くなり、より良い環境や仕事を手に入れるための道が開かれるように、私は思います。

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