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ツタ/ブドウ科

2018年12月の作品。

自宅近くの遊歩道に大量に生い茂っているツタ。
大きさは手のひらほどもあります。

穴だらけの美しい枯葉を毎年見ながら、そのうち描いてみたいとずっと思っていたのですが、色々と他のモチーフとの兼ね合いもあり、この年にやっと描く事が出来ました。

モチーフ用の葉っぱを選ぶにあたって、気をつけた事は3点。

① 出来るだけ穴がたくさん空いていて、
② 緑から赤に変化する部分と枯れた部分のバランスが良く、
③ 吸盤の様子もよくわかるもの、

という点を重視して吟味し、理想にピッタリのものをモチーフ用に採取して描かせていただきました。

生い茂っているツタを見ていた時は吸盤まで意識した事がなかったのですが、モチーフとして観察すると、なるほど吸盤がちゃんとあり、これを使って壁を這い上がるんだなと感動しました。

ツタと良く似た名前のキヅタの場合、壁を這い上がる仕組みは「吸盤」ではなく「根」なので、植物によって様々に工夫が凝らされていて、そんな違いを比較し学ぶのも楽しかったです。

今年も少しずつ寒さが本格的になりつつあり、そろそろツタが色付く季節…。
またツタの紅葉を見に行かなければ!とワクワクしています。

穴の空き具合が、とても私好みな2枚🍁

ご覧いただき、ありがとうございます😊

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