イチヂク/クワ科
中東原産であるイチヂクは聖書ゆかりの植物とされていて、いくつかの教会の庭に植えられているのを時々目にします。
聖書のあちこちにイチヂクに関する記載があるのですが、特によく知られているのは創世記で、エデンの園で暮らしていたアダムとエバが禁断の果実を食べてしまい、自分達が裸である事を知った時に、身体を覆うために使ったのがイチヂクの葉を綴り合わせたものだと書いてあります。(3-7)
禁断の果実が何の植物であるかは はっきりと書かれていないので、リンゴという説もあるようですが、身体を覆うのにイチヂクの葉を使ったのなら、イチヂクと考えるのが自然なのかなと思います。
実際、よく熟れたイチヂクはトロリとしていて柔らかく、とても甘くて美味しいので、ヘビにそそのかされ誘惑に負けて食べてしまうというシチュエーションには、爽やかな味のリンゴよりもイチヂクの方が断然似合っていると思います。
そんなイチヂク、漢字では無花果と書きますが、お花が無いわけではなく、実の内側にあるツブツブした食感の所がお花(本来の実)です。
イチヂクを以前から描いてみたくて値段が安くなるのを待って買ったのですが、よく熟れた実が5個セットになっていたので急ピッチで描き上げて1日で仕上げ、その日のうちに豚バラ肉と一緒に炒めて塩と黒胡椒をピリリと効かせていただきました。
とても美味しかったです!
ご覧いただき、ありがとうございました😊