春分図:20240320
今年からはnoteで記事をまとめようと思っています。
月相図、入宮図の他にも色々更新できるよう頑張りたいな。。。
→過去の記事はこちらをご参照ください
関東地方の春分は激しい嵐となりましたね。
春分図でのICは天秤サインですから、前線の通過による急変は然もありなんという所でしょうか。支配星の金星もエグザルテーションに木星とのミューチュアルレセプションで、かなり力強くなっています。(もちろん春分図はその日のみを占断するものではありませんが。。。)
ASCを読む:蟹19°
蟹サインは自分と身内を守る為に積極的なサインです。
対峙するのは山羊でこちらは守る範囲が「国」となります。
支配星である月は1ハウスで、全体的に「守り」のムードがあるチャートです。ただ月のサインは獅子。硬い殻で防御するのではなく、強い態度で相手を追い払うようなイメージ。冥王星とのオポジションを考慮すると、強い意思表示をせざるを得ない状況があるのかもしれません。
ICを読む:天秤4°
地震などの災害は春分図では読みきれないところもありますが、ICは大切な場所ですので、目を通すことにします。
まず冥王星がオーブ4°でトラインを形成しています。オーブが広いので微妙ではありますが、月とのオポジションを考慮すると注意しても良いかもしれません。また4ハウスにはサウスノードが滞在し、木星牡牛14°でクインカンクスを形成。また支配星の金星は土星とオーブ2°でコンジャンクションです。去年とは異なり、残念ながら4ハウスの状態はあまり良くありません。ただ、決定的に悪いわけではないので、過度に恐れず日頃の備えを続けましょう。
具体的には、ASC/ICのサインから考慮すると大雨による水害。アスペクトから考慮すると地震となります。
大地震の予測については、去年ー今年の能登地震を受け、春分図だけの予測では不十分である事が明確になりました。
ですので、IC・4ハウスの良し悪しは参考程度となります。
天変地異的なものは蝕図も加味したほうが解像度が上がりそうです。
日本にとって政府・政治が話題になりやすい1年
Xでは言及していたのですが、去年太陽と土星が水瓶27°でコンジャンクションしてから、自民党のスキャンダルが止まらない状態ですが、
今年の春分図はさらに厳しい状況を暗示していそうです。
春分図での太陽は必ず牡羊0°でエグザルテーション。品位が良いのは毎年の事ですが、今年は9ハウスMC近くに滞在しカルミネートでありJOYです。さらにチャートは昼ですからヘイズ。この上なく活発な状態です。
この事から政府の動向が話題になることを示唆しています。
9ハウスですので、司法・裁判に関わること、高等教育や研究開発に関する話題。またサイン違いでセパレートしていますが、海王星ともコンジャンクションしていますので、宗教関連の話題も再浮上するのかもしれません。
国民も変化を強く求められる
国民を表す月は獅子3°で1ハウス。7ハウスの水瓶冥王星とはセパレートのオポジション。外部から水瓶的な変化を求められる場面がしばしばありそうです。水瓶サインは国やローカルルールなど、今までの枠を壊す事を意味していますので、AI分野、世界各地で起きる紛争へのさらなる積極的な参入などが当てはまるのではないかと推察します。
冥王星とのアスペクトですので、少々ショッキングな出来事とともに促されるかもしれません。ただ、個人的にはセパレートという事で、すでに起きた事象がもとで、意識が変わってゆく。という流れかな?とも考察しています。
去年の春分図読みをチラッと見直したのですが、ここでも変化を求められている。と占断していました。大きく考えれば人類は常に変化を求められているとも言えてしまいますが、2020年の大会合以降の影響と言いますか、ここ数年で根本的な変化を急かされているようにも感じます。今年は冥王星とのおポジションですので、去年よりも強い働きかけがあるとみて良いでしょう。
金星は今年も強いが土星がブレーキに
2023年は金星が経済に強い影響を与えましたね。
今年も引き続き金星は強い状態にありますが、9ハウスで土星とオーブ2°のコンジャンクションを形成しています。
株価の値上がりはもう少しだけ続くかもしれませんが、夏になる前にはブレーキがかかりそうです。この金星は日本始原図のMC/ICとパータイルなTスクエアを形成しており、株価の行方もしくは為替が日本にとって少々クリティカルな事態になる可能性も示唆しています。
2ハウス、5ハウス、6ハウスで日本の景気を判断
2ハウス/獅子12°/支配星:太陽牡羊0°
5ハウス/蠍12°/支配星:火星水瓶27°/冥王星水瓶1°
6ハウス/射手20°/支配星:木星牡牛14°
どのハウスにも天体が在室していないため支配星を見ます。
経済全般は政府の強い庇護のもと活発化しそうです。潤沢に潤うというよりは入る物も出るものも大きくなるイメージです。
投機は乱高下の暗示があり注意が必要です。また火星は日本始原図のASC/月とパータイルなコンジャンクション。冥王星は先述の通り月とのオポジションでどちらも国民にとって良くないトラブルの暗示。
労働・雇用環境は年の前半は好調そうです。ただ木星は4月21日に天王星と牡牛21°でコンジャンクションすることから、以降何かしらの急変があるかもしれません。
天王星と木星のコンジャンクションは14年のサイクルで訪れ、経済に少なからず影響を与えているアスペクトです。今回は牡牛サインで起きるため、特に不動産・金相場・農業分野への影響が考えられます。
ちなみに前回2010年は牡羊0°、魚28°、魚27°の3回。円高による日銀の市場介入、ゼロ金利復活。日本航空の経営破綻、欧州債務危機などがありました。前々回は1997年水瓶5°。山一證券の自主廃業、消費税5%スタート、アジア通貨危機などがありました。
コンジャンクションの回数、他天体とのアスペクトなど影響については複合的に考慮すべきですが、今回天王星はフォール、木星は金星とのミューチュアルレセプションのため影響は強く現れる可能性があり注意が必要ですが、天王星はASCとセクスタイルの位置にありますので、結果的には日本によって良い変化となるでしょう。
水瓶27°火星と魚27°海王星
水瓶27°は私が日本始原図としているチャートでのASC/月の度数です。
ここに火星がパータイルなコンジャンクションしてくるのは、少々気がかりです。単純に国民が傷つけられるような事があるのかもしれません。もしくは何かとギスギスした口論や争いが絶えないムードの年になるのかもしれません。また、8ハウスの火星は旅先の事故を暗示する事もありますので、旅行などの遠出には注意が必要です。
魚27°は2020年の大会合で月が滞在していた場所です。
この度数がハイライトされる時、インパクトの強い出来事があるかもしれません。先日も世界中を悲しみに包んだ訃報があった事は記憶に新しいところです。ここへ海王星がパータイルでコンジャンクションしますので、今年は折に触れて魚27°が強調される事を示唆します。魚サイン後半度数は別れを示唆しますので、著名人の訃報、長年親しまれてきたものやサービスの終了などが続くのかもしれません。
終わりに
個人的には火星と冥王星が気になる春分図でした。
この辺りは他国の春分図を合わせ読むと何らかの糸口が見えるかもしれません。こちらも記事にまとめられたらと思っています。