眉毛は大事
ネイルサロンで働いてたある日、私より少し年上の常連のお客様の施術中に言われた一言
「あなた眉毛がおかしいわよ。」
えええ〜!
確かに考えてみたら私の眉毛は大昔の安室ちゃんブームの細眉から進化してませんでした。細間ブームで抜きまくった眉毛は確かに細かったし角度もついていました。
世の中はいつの間にかナチュラルな眉毛になっていて私の眉毛は一昔いやニ昔前の眉毛でした。
その後はお客様の眉毛が気になりひたすら眉毛のことを聞きまくりました。
皆さんちゃんと眉毛の研究をされてることにちょっと驚きました。
そーか、眉毛って大事だったんだ。
そんな大事なものは素人が手を出してはいけない、ここはプロにお任せしようと色々リサーチして結果2つの眉毛サロンに辿り着きました。
一つ目はアメリカに本社があり全国に支店もある大手A。大手は沢山の経験があるから頼れると思いましたが、Aに行かれたお客様曰くちょっと外人っぽい眉毛で日本人にはおしゃれすぎると言う意見を聞きました。なるほどね、マニュアルが全人種向けなのかもしれない。
2つ目は表参道にある日本人経営の小さなサロンB。ここは本当に日本人の骨格にあった眉毛を整えてくれるといつも施術中に美容の話で盛り上がるお客様が教えてくれたのでBに予約をすることにしました。
予約時に抜きまくった眉毛は整えられないので、3週間眉毛を生やしてから来店して下さい言われ3週間後に予約を入れました。
それからは楽しみで仕方ない気持ちとボーボーの眉毛で仕事をしなくてはいけない恥ずかしい気持ちの板挟みで予約の日を待ちました。
待ちに待った眉毛サロンの日。
もちろん仕事はお休みです。3週間何も触らなかったボーボーな眉毛でおしゃれな表参道のサロンに向かいました。
私よりも全然若くて美しく眉毛もきちんと整えられてるサロンの方に人生初めて私の眉毛を委ねます。
ネイリストをしていてお客様に眉毛を指摘された話、もう何年も安室ちゃん眉毛から脱出できなかった経緯を話し、
私の眉毛が左右合っていないことや今の流行りの眉毛の傾向や骨格や筋肉で動く表情から綺麗な形を客観的に描いてくれました。
さすがプロフェッショナル。
1時間もかからずシャキーンと綺麗な眉毛に生まれ変わりました。
この眉毛をキープする為のパウダーやらペンシルやらテンプレートまで全部購入して万全の体制です。
それからは3ヶ月とか忙しいと半年に一回ちゃんとメンテナンスに通ってました。
仕事中も常連のお客様から「何か表情が柔らかくなったわね。」と言われました。
最初にご指摘頂いたお客様にも「あら眉毛良いじゃない」とお褒めを頂きました。
お友達にこの話をすると「人の顔見て眉毛おかしいって言うお客ひどくない〜」と言うのですが、私はその指摘があったから眉毛が整えられて美意識も上がったので本当に感謝してます。
人の感じ方はそれぞれですね。もし私もお友達みたいにそのお客様に耳を傾けなければ一生安室ちゃん眉毛でいました。
安室ちゃんが悪い訳ではありません、安室ちゃんの大ファンです。気が付けば彼女の眉毛もちゃんと時代によって進化していました。それに気づかなかった私の責任でした。
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