土を喰らう十二ヶ月 ジュリー
3回見ました。1度目は自然の美しさとツトムとマチ子の世界そして田舎の葬式の素朴で手間のかかる人間関係をどこか懐かしく今の私とは違う世界を興味深く静かな感動でした。
2度目は夫を誘い見ましたが難しいねと一言。何でもこねくりまわして理屈をつける彼らしい感想。ツトムが作る料理シーンが素敵でしょと話しかけるとそれはジュリーやからやろ。お見事、そうだジュリーが素敵なんだと素直に思った。
3度目は一人でゆっくりとジュリーを愛でる為に見ました。
特に手です。働く男の手でありながらとても美しい。小芋を洗う米を研ぐ山菜を洗う胡麻を絞る大根を洗う。ジュリー自身の手を洗う場面も好き。
そしてアップになる顔。老いを顕わにする、ドキッとする。でもやっぱりどこか色香が漂う。それはジュリーだから。
「人間60年ジュリー祭り」みたいな還暦コンサートで80曲を歌いきったジュリーに痺れたのはもう14年前になる。
2023年6月25日はジュリー75才のお誕生日LIVEらしい。
ジュリーは私の青春。そしていつまでも青春を見せてくれる。
初めてさいたまスーパーアリーナに行こうと決心しました。私の青春を確かめる為に。
土を喰らう十二ヶ月と言う素晴らしい映画は私の心の埋み火を掘り起こさ大きな炎を燃やしてくれました。
もう行くまいと思いながら計5回映画を見て寝ても覚めてもジュリーな毎日、YouTubeで映像を漁り私が知らなかった頃のジュリーを見たり悩めるジュリーのトークを見たりこの人の軌跡を辿っている。
神に選ばれし子は時代の寵児となり降臨した。時代が変わると神の子にも悩みが生まれる。半世紀を越える時を経て「土を喰らう十二ヶ月」と言う映画で生のジュリーをさらけ出して尚美しい佇まいと初老の男の色気と艶めかしさを醸し出す。
ツトムにジュリーを選んでくれた中江監督に感謝
#沢田研二
#ジュリー
#土を喰らう十二ヶ月
#まだまだ一生懸命ツァー
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