英語の"独り言"で、スピーキングが飛躍的に上達
こんにちは、学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。
今日、高校1年生が独学で英検準1級に合格したという、記事を見ました。
その中で、「スピーキングの練習に、"独り言英会話"をしていた」と書かれていました。
今回は、この"独り言英会話"について書きます。
まず
❤︎なぜ、日本人が英語を話せない
❶話すことに慣れていない
話すための訓練をしていないということです。
❷日本の「恥の文化」
間違えると恥ずかしいという気持ちが強く、
頭の中で考えすぎてなかなか英語が出てこないとういことです。
❤︎間違っても話すことが大事
一方、
日本人以外のノンネイティブの英語を聞いていると、
時制などお構いなしに思ったことを話しています。
間違えることを気にせずに英語を話せる点は、
日本人が見習うべきことでしょう。
英語を話す際に心に留めておくべきことは、
「間違ってもいい」
「間違いは恥ずかしいことではない」
ということです。
間違いは上達のワンステップだと捉え、
恐れることなく英語を話すことが大切です。
❤︎詰め込まれた知識をアウトプットするだけ!
しかし、
多くの日本人が中学・高校を通して6年間英語を勉強しています。
「英語は話せないけど読めば理解できる」
という人が多くいます。
だから、
多くの日本人には基礎的な英語知識が備わっているということです。
❤︎日本人はスピーキングのポテンシャルがある
"日本人にはスピーキング上達のポテンシャルがある"ということです。
なぜなら、
スピーキングは.
知識のアウトプットすることにより成立するからです。
スピーキング(アウトプット)はインプットによる知識の構築がなければ不可能だということです。
すでに英語の知識が備わっている日本人はアウトプットの訓練をすれば、
飛躍的にスピーキング力が向上するはずなんです。
❤︎スピーキングが向上させる"独り言英会話"
私たち日本人は訓練次第で英語のスピーキング力が向上する可能性を秘めています。
そして苦手なスピーキングを向上させる効果的な学習が"独り言"です。
❤︎"独り言英会話”とは
"独り言英会話"とは、
独りで英語を話す英会話です。
独りで英語の文章を紡ぎ出すということです。
その際、
分からない単語や表現などが出てくるので、
そこで一度"独り言"は中断して、
単語や表現を調べてから、
再度"独り言"を始めます。
❤︎一人でするから恥ずかしくない
この学習法は、
一人で取り組むため、
間違えても恥ずかしいということはありませんので、日本人にはピッタリです。
また、
間違えてしまったときに仮想の相手に
「I made a mistake,
so I need to check it.
Please wait for a moment.
(間違えてしまったから、ちょっと調べなければ、少々お待ちください)」…
と独り言が言えれば、
スピーキング力はどんどん上達します。
❤︎他の表現も調べる
「少し待って wait for a moment」という表現の他の言い方も調べて書き出しておくと、
状況や話す相手によって使い分けられます。
wait for a moment の他の言い方には、
hang onやhold onがあります。
どちらもカジュアルな表現ですが、
電話で「少々お待ちください」は、
hold on please
友人同士の会話で「ちょっと待って」は
hang on
が使われます。
❤︎"独り言英会話"の効果
❶英語を話すことに慣れる
"独り言"のトレーニングをすることで、
常に英語でどう話すかを考えて実際に発しているため、
英語を話すことに慣れます。
ただ"知っている"だけであったフレーズや単語も
何度も使うことによって、
使い慣れてきます。
つまり、
毎日ブツブツと英語を発していることが、
英語を話すことに慣れる訓練になっているということです。
❷語彙力が向上する
毎日いろいろなことについて英語で話していれば、
そのトピックは広範囲にわたるため、
語彙力が飛躍的に向上します。
また、
実際に文章の一部として発しているため、
記憶にも残りやすいです。
❸文法(語順)が身につく
文章として英語を紡ぎ出しているため、
自然と文法力が身につきます。
もちろん、
独り言で発した文の時制を変えたり、
異なる構文を使ったりするとより効果的です。
❹瞬発力がつく
毎日英語を紡ぎ出していれば、
言いたいことを英語にする瞬発力がつきます。
つまり、
長く考えることなく瞬間的に言いたいことを英語で言えるようになるということです。
瞬発力は英語でコミュニケーションをとる上で最も必要なスキルですね。
❤︎"独り言英会話"具体的なトレーニング法
❶"主語+述語"の形から始める
自分のこと、
主語は「I」から始め、
時制は現在にします。
I read my book.(本を読む。)
❷場所や時間などの情報を付け足していく。
①前置詞や副詞の使い方に注意します。
I read my book on my bed.(ベッドの上で本を読む。)
②自制を過去形に変えます。
I went shopping before dinner.(夕食の前に買い物に行った。)
③よく使われるフレーズなどを盛り込んで練習します。
I hang out with my friends.(友だちと出かける。)
❸ 5W1Hを意識する
一文を作るのに慣れたら、
5W1Hを意識して、文を広げていきます。
What(何を)
Where(どこで)
When(いつ)
Who(誰に/誰と)
Why(なぜ)
How(どうやって)
❹複雑な文章にチャレンジする
①仮想の相手に自己紹介をしたり、
②自分の一日のルーティンを話したり
③目に入る人について2~3のコメントをしてみる
④好きな言葉を話してみる
Whatever course you decide upon, there is always someone to tell you that you are wrong.
There are always difficulties arising which tempt you to believe that your critics are right.
To map out a course of action and follow it to an end requires courage.
何をやろうとしても、あなたは間違っていると批判する者がいる。
その批判が正しいと思わせる多くの困難がたちはだかる。
計画を描き、最後まで実行するには、勇気がいる。
❤︎まとめ。"独り言"英語で、スピーキングが飛躍的に上達
英語を読めても話せないのは、
"英語を話すことに慣れ"ていないからです。
英語を話すことに慣れる効果的な方法は、
英語で"独り言"を言うことです。
誰にも聞かれないので、
恥ずかしくない、
”恥ずかしがり屋の日本人”にぴったりの"独り言英会話"、
自分の好きなことを英語にしてみましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?