リウマチになっちゃった
まさか、私が病気になるなんて!健康だけが取り柄だと思っていたのに。しかも、リウマチ??やっかいな病気になってしまった。これは大変だ。
関節リウマチはどんな病気なのか
関節リウマチ(かんせつリウマチ、rheumatoid arthritis:RA)とは、自己の免疫が主に手足の関節を侵し、これにより関節痛、関節の変形が生じる代表的な膠原病の1つで、炎症性自己免疫疾患である。
四肢のみならず、脊椎、血管、心臓、肺、皮膚、筋肉といった全身臓器にも病変が及ぶこともある。
Wikipediaさんで調べてみた。
リウマチと分かってから
2020年4月にリウマチの確定診断を受け、9か月目となった。大きな変化は起こってはいないが、少しずつ進行しているよう。
どうして私が病気になったのか、何が悪かったのか、過去の生活を振り返り、私に起きた症状ごとの経過を整理してみることにした。
朝のこわばり
数年前から起床時にギュッと握りしめている指を開くときに痛みを感じることが時々あった。看護師をしている私にとってリウマチという病気は身近なものなのだか「これってリウマチの朝のこわばり?」と思っても、自分のは違うだろう、健康だし年齢による物だろうと軽く流していた。
寝違え
ある朝、起きると寝違えを起こしていた。左首が痛い。以前は、1日、2日で治っていた寝違えは2ヶ月間持続した。寝違えてからしばらくすると痛みのある生活にも慣れ、そろりそろりと体幹ごと振り向き、首自体を回さなければ問題なく生活出来るようになっていた。ただ、車を運転中に左後方を確認する際は、毎回うっかり首を回してしまいピキッという感じの痛みが走った。2か月目に入り痛みはおさまってきたなと思ったころ、今度は逆の首に寝違えを起こした。首を左右に回すと「グギギギギ」と、なんとも表現のしにくい音が聞こえた。私の首の骨大丈夫??サビついてるみたい。首の可動域が狭い。肩凝りもひどくガチガチだ。
足の裏の痛み
歩くことが好きで、お散歩やウォーキングをして気分転換していた。元々、健康体であまり風邪を引かずインフルエンザにもかかったことがない。健康に自信があり、若い頃と比べると体力は低下したが、それでも多少の無理は効くと思っていた。
夜勤ができるスタッフが減った関係で、日勤と夜勤をする勤務から夜勤ばかりの勤務に変更した。夜勤をすると夜勤手当が付き、お給料は増えた。夜通し働くため勤務時間は長く、毎回夜勤を終えるとヘトヘトだった。それでも、お給料は増えるし、お気楽な一人暮らしなこともあり寝たい時に寝て食べたいときに食べる不規則な生活でもこなしていけていた。
しかし、忙しいときは休憩もなく一晩中歩き続けることもあり、足の裏に突き刺すような痛みを感じることもあった。そんなときは出歩かないようにして、2日ほど自宅で安静にしていると回復するのだが、連続勤務のときは歩くことが辛く、靴や靴下を変えてみたり、インソールを使用するなど工夫してみたが改善しなかった。改善どころか悪化する一方で、休養をとって良くなったと思っていても100Mほど歩くと痛み出すようになり歩くことが苦痛になっていった。
そんな激しい痛みも職場が変わり、夜勤のときのように一晩中歩き続けることがなくなったことで自然と足の痛みは軽減していった。今は1〜2時間歩き続けたぐらいでは、痛みが生じることはなくなった。
ストレス、自律神経の乱れ
仕事はストレスフル。看護師という仕事は向いてないと思っていたし、体力的にもきついと思いながら続けていた。緊張しやすい性格で首や肩凝りは持続している自覚はあったが、5年ほど前に友人から肩が上がっているよと指摘を受けた。仕事中のように緊張しているときではなく、プライベートの時間におしゃべりをしながら歩いているときだった。それから意識してみると常に肩が上がっていることに気づいた。そこで肩を下げても、気づくとまた上がっている。整体で治してもらおうか、それまでは気づいたときに下げるようにすれば良いかと放置していた。
ご縁があって再就職した先は自宅から遠く、通勤は往復4時間かかった。こちらも一日中バタバタと歩き続け、休憩も取れないこともあり忙しい。仕事内容も多岐に渡り覚えなければならないことが多く頭が爆発しそうだった。さらに精神的ストレスもあり連日緊張状態が続いた。残業や通勤の時間に取られ毎日の睡眠は4〜5時間となった。次第に通勤時の電車で酔ったり気分が悪くなるようになった。日勤ばかりの勤務なので生活リズムは整うと思っていたのだが、寝付きが悪く、寝てもすぐに目が覚めてしまうなど睡眠の質が低下した。仕事のミスも増えていった。
緊張しやすい性格だと思っていたが、この頃にはちょっとしたことでドキドキしたり、寝る前に翌日の仕事の段取りを考えただけでも目が冴え寝付きが悪くなようになった。そのため意図的に休日は出来るだけゆっくり過ごしていたが、気づくと身体がきつ過ぎて起き上がる気力も湧かず、一日中ゴロゴロ寝て過ごすようになっていった。さらに息苦しさや頭痛を感じることが増え、首肩凝りが悪化し、常に痛むようになった。
ストレスや生活の乱れから自律神経が大きく乱れていた。一つ一つの症状は気づいていたがその内良くなるだろうとさほど気にしていなかった。
腱鞘炎からの関節痛
前の職場で手や指を使うことが多く右手の親指が腱鞘炎になった。しばらくして右手関節が腫れ可動域が狭まり、手首を反ったり曲げたりすると痛み力が入らないようになった。自宅でも顔を洗おうと両手に水をため顔に寄せようとするが右手が上がらない。水が溢れるようなった。神経圧迫して麻痺してると分かってるのに、そのうち治るだろうと不思議と思っていた。
職場が変わり指を使うことが減ったため治るだろうと思っていたのだが治らない。次第に手の指や膝、肩に痛みを感じるようになった。その頃には、ズボンの上げ下げやボタンの止め外しも大変だと感じるようになっていた。そこでやっと「これってリウマチ??」と思い至った。
病院を受診し、血液検査をしたところリウマチ確定。滑膜破壊が起こっているとのことで、関節の炎症を抑えるお薬と鎮痛剤の内服を始める。服用するとサッと痛みが治ったのだが、1週間を過ぎた頃から、また痛みを感じるようになり、次の診察でお薬の量を増やすことになった。血液検査でCRPという炎症の程度を示す値が上昇するようであれば抗リウマチ薬や免疫抑制剤の服用を検討しようと担当医に言われていたが、私の場合は上昇しなかった。
しかし、このまま漫然と薬を飲み続けていくことに対し嫌悪感が増し、自分で治していきたいと強く思うようになった。お薬を3ヶ月服用したところで治療を中断することにした。
今後のチャレンジ
再び健康を取り戻すにはどうすれば良いのか。どうしたいのか。
多くの治療法がある。薬物治療で完治や寛解した人も大勢いる。それは分かっている。その方法を私は選ばないだけ。
病気は、自分が作ったのだと感じている。だからこそ病院で治してもらうのではなく、病気は自分で治す。治せると確信している。
10年後、後悔しないよう、自分で出来ることを迷いながらもチャレンジしていきたい。そして、リウマチを通して弱い自分と向き合っていく。それにより変化していくであろう今後の自分が楽しみに思える。
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