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音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part1 -出発〜移動〜名古屋駅-


出発

今回の旅は可能な限り早い電車で出発したいがために前日目覚ましを4時半にセットして床に就いたものの3時半に目が覚めてしまい時間になるのを待つ羽目に。多少日が昇った頃に家を出るが寝不足なのと既に空腹で出発の時点で多少ボロボロになっていた。それでも旅ということで足取りは軽い。最寄り駅からJR線乗り換え可能駅まで向かう。朝5時の時点で席が埋まっていることに少し驚きつつも乗換駅へ到着、一度改札を出て駅員さんに青春18きっぷにハンコを押してもらいJRへ入場。品川まで移動しそこから東海道本線へと乗り換え長い鈍行旅が始まった。東海道線自体初めてか記憶にないレベルでしか乗ったことがないので新鮮だ。

移動〜神奈川県

品川から一駅で川崎なためあっという間に県が変わったことになる。そこからさらに西へ西へと下っていく。平塚を過ぎたときは、あのそこそこあると思っていた湘南すぐなんだなあと感じた。この前後くらいから海が見え隠れするようになりその度に気持ちが上がっていく。やはり海は好きだ。筆から水に絵の具を垂らしたかのような雲と明け方の薄い青空の下に朝日で照らされた煌めく海原。それを見るだけで豊かな気持ちになれる。そんなこんなで湯河原を通り過ぎ熱海に入る。

移動〜静岡県

静岡県だ。静岡ももう久しい。中学時の合宿所が下田にあったため何度か静岡には来たことがあったが基本的にはそれぐらいの来訪経験しかない。この旅の帰りには寄ろうかな、とそんな事を考える。
乗り込んだ電車が沼津行きなため沼津で乗り換える。次の浜松行きの電車は15分程後なためチャンスと言わんばかりに改札を出てコンビニを探し入りおにぎりと水を調達する。

沼津駅

沼津を下りてその空気感を改めて確認。海沿いのせいか特有の明るさを感じるが神奈川に比べると厚みがある印象だ。急いでおにぎりをお腹に入れ再び駅に戻り浜松行きの電車に乗る。ここからおよそ2時間半、まだまだ静岡県内だ。こうしてみると静岡県の広さが改めてわかる。

静岡の印象

電車移動中印象に残ったのは青々とした山々が連なっていることだ。静岡といえばもちろん富士山が有名だが、私が海沿いのみにいたせいか圧倒的に海のイメージが強かったせいでこんなに山々があるとは思ってなかった。よくよく考えれば富士山があるのだから他の山々があったって何らおかしい話ではないが、私の中の固定概念はそれは山梨側で静岡は海と富士山の印象が強すぎて青々とした山々が全く実感がわかなかったのだ。

少ししてコックリコックリ、記憶が曖昧になる。気がついて駅の看板を見るとようやく中間地点前後のようで、鈍行の旅はまだまだ続きそうだ。
やっとこさ浜松につき次は豊橋行の電車に乗り換える。やっとついたと思ったらすぐ次の電車。席の構造上バスよりも下手したら過酷かもしれない。飛行機の旅が楽すぎたせいで強くギャップを感じる。休憩ポイントの名古屋までは、と気持ちを入れ直す。

移動〜愛知県

豊橋到着後、新快速名古屋行が3分後に発車ということで慌てて向かいのホームへ行き電車に乗り込む。ここからさらに1時間弱。名古屋に着く頃にはお昼時ど真ん中だ。無事お目当ての食事は取れるのだろうか。

名古屋駅

ようやく名古屋駅に到着。名古屋は今回で3度目だ。最後に訪れたのがもう6,7年も前だろうか。正直あまり駅そのものは印象に残っていない。
さて、こちらで昼食を取ることを考えていた。実は小生本場の味噌カツをまだ食したことがないのであった。前回訪れた際はあんかけパスタを食べ、その洋風とも中華風ともどちらとも言えない餡に胡椒がたっぷり効いた独特の味わいにこういう食べ物があるのかという記憶はあるのだが、名古屋を代表する味噌カツは東京のお惣菜としては食べたことはあるものの本場のものは食べたことがなかったのでこれは食べなければと店を探し駆け足で移動する。

次回に続く。

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