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マニアックな目線

マニアックな目線というのは、その道の嗜好を自分が持っていなくとも面白い と思うのですよ。なぜこのような事を思っているかといえば、7月からスタートした展示企画にイラストで関わることができまして、それがどちらもマニアック路線でとても良い(笑。

タイトルそのまま 国立博物館で開催中の[昆虫MANIAC]
2018年開催された大規模昆虫展[昆虫]の第2弾とも言える特別展です。
マニアックな研究者によるマニアックな昆虫展。私はこっそり図解などで参加しております。フライヤーのインパクト強くて初見で笑いました。まんまとそそられたw。

私は特に昆虫好き‥という訳ではありませんが、「虫 可愛いな、面白いな」と思うことも多く、パーソナルワークでも虫描きたい気分になっていたりします。私はまだこの展示を観に行けてないのですが、図録は手元にありまして、この図録 内容も仕上がりもナイス!なのですよ。資料としても最高です。関わらせていただきまして、ありがとうございます!な気分。ふふふ

[Personal work] カナブンとカモミール

そいうえば、と思い出したのですが、以前 自分が好きな作家 カーライ氏(Dusan Kallay)が「甲虫が描きたかったのが叶いました」と言っていた絵本 こどものとも[どきどき おんがくかい] 福音社。 "甲虫が描きたかった" そう話ししているのを聞いた時に「虫が描きたくなることがあるんだな」と思った記憶があるのですが、時間経て、いろいろ調べたり描いたりするうちに自分もそうなりました。そう、知ると魅力的に見えてくるものなのです。

虫が苦手!という方も多いと思いますが、意外と今ならいけるかも?食わず嫌いな方も[昆虫MANIAC] 一度お試しください。虫の世界も多種多様、好きなジャンルを探してみるのも面白いかもしれません。

2024.7/13(土)~2025.2/24(月・祝)

もひとつ アクアマリンふくしま企画展「旅する深海魚」どこで生まれてどこで育つのか2024.7/13(土)~2025.2/24(月・祝)

イラスト担当させていただいてます。深海魚を”どこで生まれてどこで育つのか”と、卵から成魚になるまでを見せる展示です。深海魚にはおもしろ生物がたくさんおりますが、成長過程の変態具合も実はおもしろい。なかなかお目にかかる機会も知る機会もないので、この機会にぜひぞうぞ!。ゲームやクイズにも挑戦してみてね!

ナビキャラのお三方

この企画展をナビゲートするキャラクターは、メヒカリ(アオメエソ)、ドンコ(チゴダラ)、キチジの爺ちゃん。この真ん中のメヒカリくん。調べていたら、唐揚げ、天ぷら、お刺身 と美味しそうな画像がたくさん出てきました。福島の名産なのだそう。深海魚は市場に出回らないけど実は美味しいお魚も多いようです。福島に行ったら食べられるのかな?。

[Personal work] 海の日イラスト

紹介されている深海魚の中で、フライヤーにも描かれているリュウグウノツカイ(エントランスにもおります)。資料探して動画を見ていたら「泳ぐ姿が背鰭ヒラヒラしていてとても好きだー!」という流れでパーソナルワークでも描きました。リュウグウノツカイは最大8mにもなるビッグサイズの深海魚です。日本では人魚は白い肌に赤い髪という言い伝えがあります。お目目ぱっちり、リュウグウノツカイが海から顔出したのを見て「人魚だ!」となったのかもしれません。そんなビッグサイズになるお魚も元はごくごく小ちゃい卵。どんな旅をして大きくなるのでしょうか?。こちらの展示もグイッと深掘るマニアック路線。

科学館や博物館や水族館 この夏は、お子さま達に新たな”好き”に出会って沼って欲しい。”マニアック”というと少し狂気的な要素もありますが、そのくらい夢中になるのもまた一興。虫を追いかけるも良し、海の生物に夢中になるも良し、専門家によるマニアックな目線を一緒楽しめるようになると視界が開けるかもしれません。そうそう、グッズも面白いですよ ぜひ!。


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