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語学はメンテの継続が大事

 今年最後の語学トピックになります。語学は継続したメンテが大事という話です。

 何かしらの語学を勉強している人でもあまり気にしない人が多いのですが、語学はいったん勉強を始めたら勉強をし続けないといけません。一生やめられないのです。自転車はいったん走ってもブレーキを踏めば止まりますが、語学はそれをしてはいけないのです。なぜか。レベルがガクッと落ちるからです。勉強(メンテ)をやめるときは、極端な話、その言語もやめるということになります。

 初級者は最初、とてもモチベーションがあって、集中して勉強をしますが、ある程度のレベルにまで達していくとそのモチベーションも下がっていきます。そうすると、勉強をしなくなってしまう。中級者に多い気がしますが、そこからあまり勉強をしないと少しずつレベルが落ちていくのです。

 ピアノや歌でもそうですが、プロだと毎日何時間も練習をします。僕もピアノはやりますが、最近あまり練習しなくなったので、前に弾けた曲が弾けなくなりました。語学の勉強も同じで、やはり毎日何かしら勉強というか接していかないと腕は錆びていきます。

 僕は昔、フランス語やロシア語を勉強していましたが、ある時期からモチベーションが下がってほとんど勉強しなくなりました。基礎力はいまだにあるのですが、勉強をしていないからそれ以上のレベルにまで上がらないのです。英語も同様で、僕は英語の勉強を一時期やめてしまいましたが、やはり人間は忘れていく。覚えた単語や必要文法が出てこなかったりしました。

 語学の勉強の目標や目的にもよりますが、それでも少なくともその外国語をずっと使っていこうと思うのであれば、やはり毎日5分でもいいので、接するようにしましょう。

 空き時間に単語帳を見たり、短文を音読してみたり、そういった程度でもいいのです。毎日5分だけやっても1週間では35分になります。週末は30分勉強すれば、1か月で1時間25分ほどはできるのです。これはやるとやらないとでは数年経つと雲泥の差になって出てきます。

 語学に限らず何でもそうだと思うのですが、やはりそれにどのくらいの時間接したのかが大切だと思います。なんでもマスターするには1万時間が必要とも言われていますが、その半分でも相当のレベルになるはず。5000時間とすると、1日14時間1年ほど勉強していれば、その分比例してレベルが上がっていくでしょう。

 でも、1日14時間は現実的ではないので、スキマ時間に少しでも時間を稼いでいく。特に語学は、ピアノとは違って、携帯電話でも勉強ができます。昔は紙やカセットやCDで勉強はできましたが、持ち運びが面倒だったりしました。しかし、今はスマホが1台あればすぐにその外国語に接することができます。携帯電話1台でいつでもどこでも何でも勉強できるようになったのは、本当に便利な世の中になったと思います。

 さて、今年はあと1日ですが、その1日をどう過ごすかはあなたの自由です。しかし、語学を向上させたいと思っている方々は少しでも最後の1日でも勉強してみましょう。「来年は頑張ろう」ではなく、「今から頑張ろう」でないと語学は伸ばすことはできません。目標達成のために時間は有効に使っていきましょう。


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伊藤充臣
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