マレーシアの変なGRAB運転手たち

　配車や配達などさまざまなサービスを現在提供しているGRAB。マレーシア生まれの会社ですが、最近運転手についてよく思うことがあります。本当にお客のことを考えているのかということです。

　昨日、自宅から空港まで行ってもらうためGRABの車を頼みました。午後6時半ぐらいだったでしょうか。

　最初にアプローチしてきたのは、ピックアップまで9分かかると。まあ、そのくらいならいいのですが、しばらくしたらなんと突然何も言わずにキャンセルされてしまいました。

　こういったことはたまに発生するので、気にはしませんでしたが、その後にアプローチしてきたのは華人。客を乗せていてモールでその人をおとしてから迎えに来ると。22分後に来ると表示されました。ちょっと長いなあと思って、「できるだけ早く来てください」とメッセージしました。車の居場所はアプリで確認できますが、いつまで経ってもその車は動かず、メッセージをしたところ、「渋滞にハマった」と送信してきました。

　そりゃ金曜日の夕方にモール付近は渋滞していることは、その町に住んでいなくてもわかるでしょう。それも加味してお客のオーダーを受け取るということを考えてほしいのですが、それを考えないのはお客様のことを考えていない証拠でしょう。少し急いでいたので、メッセージを入れてからこちらからキャンセルしました。

　その後、再び予約を入れるとなんと2分で来れるという人が見つかってすぐに来てくれ、空港に行ってもらいました。それもその前の人より5リンギも安いという始末で、結局あの華人は何だったのか。ちなみに、少し急いで空港に行ったものの、フライトは3時間のディレイ。クアラルンプールに到着したのは夜12時を過ぎました。。。

　以前こんなことも経験したことがあります。空港に到着したのは7時過ぎ。GRABで帰宅しようとして予約を入れて運転手が見つかりましたが、しばらくすると「お祈りをするからしばらく待ってくれないか」とメッセージが来ました。まったく「は？」という感じで速攻でキャンセルしましたが、お祈りするのならそれを先にすればいいでしょうが。

　また、同じように予約を入れて運転手が見つかったのですが、しばらくすると「夕食を取るので待ってくれないか」とメッセージが。そうするなら、僕のオーダーは取らずに先に夕食取ればいいでしょうと思うのですが、どういうつもりなのか。お客様を待たせようとするその態度がふてぶてしい。

　随分前の話ですが、クアラルンプールであるところからあるところまで行ってもらうのに運転手が見つかって来てもらったのはいいのですが、乗った途端にインド人運転手が激怒。

　「ドアは静かに閉めてくれ！」

　と怒鳴ります。そんなに強く閉めたわけでもないのに、これには閉口しました。降りるときには「ドアは自分で閉めるから閉めるな」というのでそのまま立ち去りましたが、もちろんGRABの運転手評価は一つ星にしました。こんな不愉快な運転手に乗ったことはなく、だったら人を乗せる仕事をしなければいいのにと思いました。

　このほかにも運転中に携帯電話でテレビを見ながら運転する運転手がいました。あまりに危ないので写真を撮ってからその後にGRAB苦情センターに送付。「この運転手はモニターしておきます」と伝えてきましたが、まあ、クビになったのでしょう。

　また、運転中に別の車のスピードに刺激されたのか、レースを始めた運転手もいました。とにかく猛スピードで怖い。さすがに信号無視はしませんでしたが、この人の評価はゼロです。

　結構GRABにはお世話になりますが、ほとんどはいい運転手が多い。特にお客様からの運転手の評価制度があるため、ほとんどの運転手はこれにとても気を使います。少しでも評価が低いと客を捕まえられなくなっていくシステムになっているので、高評価を得ようといい感じのサービスを提供します。僕は運転してもらっている間は集中してもらって黙っていてほしいのですが、いろいろと話しかけてくる人もいます。まあ、このくらいはいいとしても、運転手からするとなかなかその辺りのさじ加減は難しい。

　いずれにしても、どこにも変なのはいます。GRABの運転手も人間なので、変な人もいるでしょう。でも、結構お客様を適当に扱う輩も多く、GRABはその辺りをもうちょっとトレーニングしてはどうなのでしょうか。覆面検査官を送ってやっているかわかりませんが、もうちょっと全体的な品質を上げてもらいたいとも思います。