削れない鉛筆削りに困っています
突然ですが、僕は最近鉛筆削りに困っています。今回は書きながら考察していきます。
僕は毎日鉛筆を使うので、必然的に鉛筆削りが必要になってきます。ところが、マレーシアの文房具屋で買う鉛筆削りはことごとく不良なのかと感じています。ほぼ毎月のように買わざるを得ないのです。
僕が日本にいたころは、小学生のときに鉛筆削りを買ってもらって使っていましたが、買い替えるということはありませんでした。少し大きめの手で回す鉛筆削り器でした。10年ぐらいは使っていたと思いますが、今考えるととてもいい鉛筆削り器だったと思います。
マレーシアでは、5年ぐらい前から語学の勉強や読書、メモなどで使うときに鉛筆を使うようになりました。毎朝使っているのですが、もちろん鉛筆の芯が減っていくので削ります。ところが、買ってから1か月ぐらいはいいのですが、毎日使うために刃がボロボロになっていくのかだんだん削れなくなっていきます。なぜか鉛筆の芯まで削ってしまい芯が折れてしまうことも。また、手動で削ってもいつまで経っても削れず、新調した鉛筆はひどいときは半分まで削らされることもあります。これって何なのでしょうか。
これはやはり刃に問題があるのでしょう。筆箱にも入る小さな鉛筆削りでさえも、使っていくと削れなくなります。マレーシアの文房具屋では鉛筆削りセットやらも売っています。
これはつまり、一つを使っていくと使えなくなるからそのときは次の新しいのに替えてねということなのでしょう。「使い捨て鉛筆削り」なのでしょうか。こんな効率の悪い鉛筆削りってあっていいものなのでしょうか。そもそも鉛筆削りは刃以外はプラスチックなので、捨てれば環境にも悪い。日本の文房具屋ではこんなセットは売ってないと思います。
鉛筆削りの刃の品質が悪いため、使い捨てになっていくのでしょうが、鉛筆にもどうも問題がある気もします。
僕は以前に中国に行ったときに大量に鉛筆を買って今でも持っています。また、マレーシアでも鉛筆を買ったりもしていますが、マレーシアの鉛筆はほぼ中国製。中国製の鉛筆に問題があるのではと疑っているのですが、鉛筆の芯まで折れることを考えると鉛筆自体に問題があるのではないか。中国製の鉛筆削りで中国製の鉛筆を削るのは、あまり相性がよくないのでしょう。
ここで三菱鉛筆のサイトを覗いてみました。鉛筆の素材はインセンスシダーというヒノキ科の樹木を使っているとのこと。主にアメリカの山中で採れるものらしく、この木を使うと芯を傷つけにくく、削りやすいそうです。また、芯も折れにくいとのこと。
一方で、インセンスシダーよりも硬い木の場合、芯を傷つけやすく、削りづらい。逆に柔らかい木の場合、芯が固定できず、折れやすくなる可能性があるとのことです。インセンスシダーはアメリカのカリフォルニア州に主に生息しているので、米中関係の悪化で中国はインセンスシダー以外の素材を使っているのではないか。だから、削れないのではないのか!
つまり、そもそも中国製の鉛筆の素材が悪く、それを鉛筆削りで削るとすぐに刃がボロボロになるのではないでしょうか。さらに、鉛筆削り自体の刃も品質が悪いため、悪い素材のものを品質の悪い刃で削っていくとすぐにボロボロになるという結論に落ち着きそうです。そういえば、三菱鉛筆の鉛筆を中国製の鉛筆削りで削っていたら結局途中で削れなくなったので、やはり刃に問題がある。逆に無印商品の鉛筆削り(多分中国製ですが、品質はいいはず)も数か月経つとだめになるので、これは鉛筆の問題で削れなくなるのでしょう。
ここで結論としては、日本製の鉛筆を日本製の鉛筆削りで削るのが最高ということ。マレーシアにはドイツ製のファーヴァー・カステル社の鉛筆や鉛筆削りも売られていますが、やはりこのほうもいいようです。同社製の鉛筆と鉛筆削りを使えば、すんなり使えるようですが、ただ、少し価格は高い。上記を考えるとこれは仕方がないかと思います。
来月には日本にいったん一時帰国するので、そのときに鉛筆を大量に買って、良質の鉛筆削りもいくつか買ってくるようにします。いやはや鉛筆一つとっても品質が重要というのもここでわかりました。
マレーシアでお子さんが文房具を使う際はやはり上記も考慮されたほうがよさそうです。