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マレーシアのB級観光地5選! 

  マレーシアには毎年多くの観光客が海外から来ます。このため、観光地や設備はしっかり整備されていますが、特定の観光地に集中する傾向があります。これはそれ以外の観光地はまだしっかりと認知されていないためでしょう。今回はマレー半島のB級観光地を5か所を勝手に選んでみました。
 

1 タイピンのレイク公園(ペラ州)

湖周辺は美しい

 この公園は錫の跡地を1880年に英国人によって公園として整備されたところ。マレー半島で初めて公園となったところでもあります。園内は自然豊かで、どこか英国的な雰囲気も流れます。朝や夕方は涼しく、地元の人がジョギングや散歩する姿もみられます。
 タイピンはマレーシア国内でも降雨量が多い地域として知られ、雨のときのこの公園もしっとりとしたいい感じ。街の中心からもそれほど離れてはおらず、ゆっくり散歩してみるのもいいでしょう。


2 最古のモスク(クランタン州)

古さを感じます。

 18世紀建てられたマレーシア国内最古のカンプン・ラウト・モスク。1967年までクランタン川沿いにありましたが、大洪水で土台に大きな損傷を受けたため、現在の場所に移設。建物は建築当時そのままの釘を一切使わないスタイルの木造建築。
 現役のモスクとして現在も使われていますが、外国人は中には入れません。建物の隣には礼拝を呼びかけるための櫓もあり、18世紀の雰囲気を味わえます。ただ、あまり外国人の来る観光地ではないため、アクセスは不便です。


3 クタム島(スランゴール州)


 クラン港から沖合10キロほどに浮かぶ、地元の人にはよく知られている島です。漁業で成り立つ島で、人口は6000人ほど。華人が大半で、水上家屋もみられます。「クタム」とはマレー語でカニのことで、カニなど新鮮なシーフードを食べられるところとしても有名です。
 KTMのポート・クラン駅向かいの埠頭から船が出ています。島内には村がいくつかあり、貸し自転車で見て回ることができます。日帰り旅行にはちょうどいいところです。


4 クアラ・カンサー(ペラ州)

壮大なウブディア・モスク


 この街自体がB級観光地と言っていいでしょう。イポーから車で30分ほどのこの街は16世紀にできたと言われ、ペラ州王都なのです。マレーシアの首相や大臣など政治家が多く輩出されているマレー・カレッジ(日本でいうところの高校)があるところとしても有名。1917年にはマレー半島で最も美しいと言われるウブディア・モスクが建設されました。陶磁器の名産地としても有名。街全体がマレー人の昔ながらの雰囲気をそのまま残している街とも言えます。
 

5 トゥルック・インタンの斜塔(ペラ州)


 トゥルック・インタン市はペラ州南部にある街で、住民は華人が大半。クアラルンプールからは車で2時間ほど。かつては港として栄えていました。ここにある斜塔は華人が1885年に乾季の水不足対策のために設計・建設。高さは25メートルのどっしりとした塔で、中国寺院を思わせます。日本軍占領時の1941年に時計塔になりました。川に囲まれた街で地盤が弱いため、塔は南西方向に傾いているということです。


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