パラメーターって何?【Tableau DATA Saberへの道】
DATA Saber HandsOn-Intermediatell(Ord5)に挑戦中、私がつまづいてしまった「パラメーター」について紐解いていきます
Tableauのパラメーターとは?
たとえば、以下のように異なる2つの指標「売上」と「利益」を切り替えて表示させることができます。
本来、異なる指標のビューを作成したときは指標ごとに個別のビューを作成してそれぞれをダッシュボードに並べるか、別々のシートで表現する必要があります。しかし、パラメーターを使用することで上記のように動的な切替が可能になります。
パラメーターで指標を動的に切り替えてみよう
今回は例として、Y軸は月、X軸を売上と利益で切替を行えるvizの作りかたを解説します。
1.パラメーターを作成する
まず、指標(売上・利益)を選択できるようにパラメータを作成します。
サイドバーのあたりで右クリックし、「パラメータの作成」を選択します
パラメータ名を「指標選択」とします。※任意の名称でOK
データ型を「文字列」に設定します。
許可された値を「リスト」に設定します。
リストに確認したい指標名の「売上」「利益」を入力します。
パラメータの設定が終わったら、[OK]をクリックして作成完了です。
2.計算フィールドを作成する
次に、パラメータの選択に応じて、売上または利益を動的に返す計算フィールドを作成します。
サイドバーのあたりで右クリックし、「計算フィールドの作成」を選択します
計算フィールド名を「売上または利益」とします※任意の名称でOK
以下の計算式を入力して、OKを押します
CASE [指標選択]
WHEN "売上" THEN [売上]
WHEN "利益" THEN [利益]
END
3.ビューを作成する
先ほどの計算フィールドを使って、売上や利益を切り替えて表示できるチャートを作成します。
列に月を配置します
行に先ほど作成した「売上または利益」フィードを配置します
作成した「指標選択」パラメータを右クリックし、「パラメータコントロールの表示」を選択します
パラメーターを使用するときの注意点
パラメーターは非常に便利に使えますが、いくつか注意点があります。
パラメーターは静的である
リストは自動で更新されないため、データに新しい値が追加されても手動での変更が必要です。
フィルターではない
パラメーター自体ではデータを絞り込めません。計算フィールドやフィルターと組み合わせて使います。
選択肢が多すぎると混乱する
パラメーターの選択肢が多すぎると使いづらくなるので、必要な範囲に絞りましょう。
パフォーマンスに影響
パラメーターや複雑な計算が多いと、処理速度が遅くなることがあります。シンプルな設定を心がけましょう。