オンラインで住民税の申告不要申請を完結させる方法(備忘録)
■住民税の申告不要制度をe-Taxで実施
株引き取引は、損失を3年間繰り越せるのですが、利益が出た年に過去の損と損益通算することができるという制度があります。そうすることで源泉徴収された税金が還付されます(ざっくりと)。ただし住民税の計算に株の利益分が上乗せされるため、社会保険料が増加することがあります。
ただしこれは回避方法があって、住民税の申告不要の申請というものを役所に届け出ればOKです。確定申告のあと、住民税が計算されるまでに届け出る必要があるのですが、これがe-Taxで完結できるように変更されました。
ちなみに住民税の申告不要申請はケースバイケースで負担額が増減するようなので個別に調べておく必要があります。
ぼくは帳簿の管理をMoneyForwardで行っているのですが、この中で、住民税の申告不要制度を選択できるようになっています。
MoneyForwardで申告書をプレビューすると、チェックの有無による出力形式の変更点がわかります。
MoneyForwardには、申告データをxtx形式で出力するオプションが付いています。このファイルはweb版を含む、e-Taxソフトでデータをそのまま取り込むことができます。
e-Taxについては、e-Taxソフト(WEB版)にログインします。こちらでないとxtxファイルを受け入れてくれなかったため。もしかしたらそうでもないかもですが。
ログインは、マイナンバーカードとスマホでできます。以前はICカードリーダーが必要でしたがカードリーダーが不要なのは助かります。
ちなみに今年は締切日前日にe-Taxのサーバーがダウン。難儀しましたが、無事に申請期限内に送信ができました。xtxファイルを使った申請の場合、修正したい場合はデータが上書きされるとのことなので、修正版のxtxファイルを送信しておきました。たぶん大丈夫だと思います。
ということで、住民税の申告不要の申告をオンラインで完結させたときの備忘録でした。