住信SBIネット銀行をおすすめする理由
住信SBIネット銀行はいいですよ。おすすめです。使い勝手の良さや、簡単な条件を揃えるだけで振込手数料が複数回無料になるからです。
これから銀行口座を新設する方、使い勝手のいい銀行への乗り換えを考えている方に住信SBIネット銀行をおすすめします。
■住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行の使い勝手について説明します。
・キャッシュカードいらず
最大のメリットは、キャッシュカード不要で現金が引き下ろせることです。口座開設後、スマホアプリをインストールし、スマート認証NEOという設定を終わらせることでスマホアプリがキャッシュカードの代わりになります。ATMはコンビニにあるものでOKです。ATMの利用手数料は、スマホアプリの設定を終わらせるだけで月間の出入金が5回まで無料になります。
月間のATM利用手数料の無料回数については住信SBIネット銀行が設定している「スマートプログラム」というもののランク判定と関係しています。ランク1からランク4までのランクが用意されています。
スマート認証NEOの設定をするだけでもらえるランク2については、入金出金を合わせたATM利用料が月5回無料に。また他行への振込手数料も5回無料になります。
後述しますが、他行への振り込みを自動化できるので、毎月指定口座に家賃を振り込んでいる方などは振込手数料も設定も無料で自動振り込みの設定ができます。都市銀行であれば1回の振込手数料は200円くらいですかね。1年間で2400円程度の振込手数料が節約できます。
ちなみに今ぼくはランク3を維持できています。以下の条件のうち、Ⅵの中の1、3、4の3つに該当しています。
1の外貨預金については外貨預金の口座に、1セントでも残っていればOKです。ぼくは毎月1万円を4分割し2500円ずつ月4回、米ドルとして定期的に買い付ける設定にしています。住信SBIネット銀行では定期買付にすると買い付け手数料が安くなります。買い付けた米ドルはセント単位を口座に残し、その都度SBI証券の米ドル口座に移してETFや米国株の買い付けに使っています。ちなみに今は、SPYDを定期買付しています。
3のSBIハイブリッド預金との兼ね合いにもなりますが、住信SBIネット銀行についてはSBI証券と同時に開くと使い勝手が上がります。
3のSBIハイブリッド預金の月末残高については、SBI証券と連動した預金口座です。SBI証券に口座を作り、ハイブリッド預金の手続きを取りますが、開設や口座維持については手数料無料です。
ハイブリッド預金の概念が少し難しいのですが、ハイブリッド預金を開設してそこに資金を置くと、それがSBI証券の口座残高となります。
また、このハイブリッド預金残高を住信SBIネット銀行からも見ることができます。3のSBIハイブリッド預金の月末残高の達成条件についてはハイブリッド預金口座に1円でも残高があればいいので、こちらはコストをかけずに条件をクリアすることができます。
これは使っていけばそのうちに慣れます。
4の純金積立月末時点でご契約ありについては、毎月1000円を純金積立しています。これは金の価格に連動して資産価値が上下しますが、基本的にゼロになることはないと言えます。
住信SBIネット銀行を給料の振込口座に指定すれば、5の給与、賞与または年金の月内ご入金ありをクリアできるので、少々ハードルの高い、1か4をキャンセルすることができます。
いずれにしても指定された条件の中から3条件をクリアすると、ランクが3に上がり、出入金のATMの利用手数料が月間10回無料に。また他行への振り込みも月間10回が無料になります。普段から電子マネーを多用する方であればランク2でも十分だとは思いますが、ランク3あれば大抵の個人の方は銀行にまつわる手数料が無料になります。
■目的別口座
住信SBIネット銀行のおすすめ機能の中でいいと思っているものの一つが目的別口座を開けるというサービス。これは自分の代表口座の下に別の口座を作れる仕組みのこと。
ぼくは、年金や引っ越しや更新料などの住居系の積立金をこちらに自動で移しています。
年金については、2年一括クレジットカード払いにしている関係で、毎月17000円をこちらの口座に振り分けて積み立てています。国民年金の2年一括払いについては、そうするだけで、年金の支払いが割り引かれるため、利用しています。年金のクレジットカード払いについては、ポイントが付かないカードもあるため気をつけてください。ぼくはリクルートカードを使っています。
なお、クレジットカードによる2年先払いについては、一度登録をするとその後2年毎に自動更新されるとのこと。引き落とされる年の3月下旬ごろに引き落としの通知書が届くのでご確認を。気をつけなければならないのはカードの有効期限で、これが切れている場合は事前に登録情報の更新が必要となる。カードの限度額が足りない場合も引き落とされないため、注意してください。
住居系の積立金については更新料を除けば、定期的に決まった額が確実に出ていくものではないので、リスク資産に振り分けることを検討中です。
これは余談ですが次のiPhoneを買うべく10000円の積み立てを始めました。堅実に1万円をためていくのもありなのですが、今回は積立に投資信託を使うことにしました。ここ最近話題の米国株の投信にしようと思っていますが、ここから先、下落のリスクがあるのと、そこまでの値上がりを求めていないので相場全体の下落時に、下方抵抗力があると言われている高配当株の投信を買うことにしました(SBI-SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド)。指定された三井住友カード(NL)で買うことで、期間限定でポイントが増量されるのでその設定をしたところです。ちなみに10月に設定したのですが初回の買い付けは12月になるそうです。
■定額自動入金サービス
と、ここまで住信SBIネット銀行を推してきましたが、実はメインバンクはみずほ銀行です(笑)。取引先に入金先として昔から使ってきたみずほ銀行の口座番号を伝えているため、いまさら変えるのが面倒ということでこちらを使っています。
メインバンクとしてみずほ銀行に振り込まれたお金は、毎月決まった額を住信SBIネット銀行に移しています。これは住信SBIネット銀行の定額自動入金サービスというものがあり、無料で自動的に資金移動してくれて便利です。
みずほ銀行から住信SBIネット銀行に自動で入金されるまでに4営業日のタイムラグがありますが、現在は金利も安いですしデメリットはありません。
みずほ銀行については、みずほマイレージクラブの規定により、ATMの利用手数料が一定回数無料になる条件をクリアできていますが、使い勝手を考えて、基本的にこちらにはお金はあまり置いていません。
なお、みずほ銀行からSBI証券に即時入金が可能です。SBI証券に移されたお金はハイブリッド預金の仕組みを使い、住信SBIネット銀行の代表口座に簡単に移せます。住信SBIネット銀行のスマホアプリでコンビニのATMでの現金の引き出しがランクに応じた回数、無料でできます。
■SBI証券と同時開設で
住信SBIネット銀行の口座を開設する場合は、SBI証券と一緒にどうぞ。スマートプログラムの条件をクリアするときに楽ですし、証券口座は一つもっておいて損はないと思います。楽天証券と楽天銀行の組み合わせでも悪くないですが、楽天銀行に資金を置いた場合、引き出すのに手間がかかるのでそこは留意が必要です。楽天市場でよく買い物をしていて楽天ポイントが好きだという方は楽天証券+楽天銀行の組み合わせはいいと思います。楽天カードでの積立NISAは1%のポイントにとどまらず、資産運用においては鉄板の組み合わせの一つだと思います(楽天については直近で改悪が続いています)。
SBI証券についてはポイントサイト経由で開設するとポイントがもらえたりするので比較サイトなどで確認するといいと思います。SBI証券本体では、現在IPOチャレンジポイントというものがもらえるキャンペーン中です。SBI証券はキャンペーンを色々とやっているので、開設する前に確認するといいと思います。ちなみにIPOチャレンジポイントというのは新規公開株の抽選時に使えるポイントです。IPOについて知りたい方はぜひ検索してみてください。
せっかくなのでももらえるものはもらっておきましょう。