マガジンのカバー画像

適応障害体験談

43
私が適応障害を発症し、克服していった日記になります。
運営しているクリエイター

2021年10月の記事一覧

先生、元気になるにはカップラーメンを毎日食べればいいんですかね?

2週間ぶりの通院の日だった。 私は2週間に一度、近所の心療内科へ通っている。 その日、お医者さんに言われたこと、 Etoileさんは、我儘になることが必要です。「我儘になるぞ!」と決心をしても、Etoileさんはド我儘にはなれないと思うから、我儘になることが目標ですね。 結婚したでしょ?これから、出産や育児のフェーズになったとしたら、もっと大変になって、鬱になってしまうよ。 もっと自分に正直に、やりたいように、こうでなければならないという考えは捨てましょうね。 この日か

適応障害の人の取り扱い説明書

まずはじめに私は今年の春に『適応障害』と診断を受けました。 発症当時については下記の記事をご覧ください。 適応障害になって、少し時間も経ち、やっと自分のこの障害を客観視できるようになりました。そして、同じように適応障害に苦しむ方と出会い、情報共有の場を持ち、励まし合い、助け合い、病気になった人にしかわからないであろう辛さを分かち合う経験もしました。 本人は辛いです。 でも、ふと思ったこと。 それは、適応障害となった当人の周りにいる、家族や親しい人も辛いのだということ。

家庭内遠距離恋愛って案外ロマンティックだったりする

夕食を終えてテレビを見ながらソファーで寛いでいると、夫からのLINE。 「今日の体調はどうでしたか?」 「今会社から帰っています。時間あったら22時頃に電話をしませんか?」 夫からの連絡は、最近なぜか敬語だ。 「お疲れ様ー!今日の体調は普通でした。」 「電話了解!」 私の返信はいつもこんな感じ。 22時近くになると、「ごめん、22時半でも良いですか?」と連絡があって、22時半頃に電話がかかってくるというのがお決まりのパターン。 私は今、病気療養中のため、1ヶ月近く実

見知らぬおじさんが私の人生を救ってくれているのかもしれない

今日は、見知らぬおじさんに会ってきました。 この「見知らぬおじさん」と会うのは今日が2度目なので、正確には「見知らぬ」という表現は間違っていますが、ほんの先週初めて会ったばかりのおじさんです。 マスクで口元が見えないけれど、目と眉毛のあたりを見ただけで、優しさが伝わってくる良い感じの雰囲気のおじさんです。 そのおじさんは私の人生を良い方向へ向かわせてくれているのかもしれません。 *** 私は、最近になってカウンセリングに通いはじめました。そこで担当をして頂いているカ

父の愛

29年間生きてきて、初めて父の前で泣いた。 「お父さんとお母さんはいつでもお前の見方だ。 好きなように過ごせばいい。お前が調子が良さそうな時に笑顔でいる姿を見ると、お父さんはとっても嬉しく思うんだよ。 もしかしたら、壁にぶつかってどうしようと辛い気持ちでいるのかもしれないけれど、今は人間は100年生きる時代なんだ。全くもって焦らなくて良い。 人生のほんのわずかな期間を休養にあてることなんて、これからの将来においても少しばかりも問題にならないよ。」 父からのこの言葉は私の心