生クリーム奇譚。
せいぜいここひと月かふた月の話なのだが、生クリームを使った飲み物を口にするとオナカがゆるむ。きゅるきゅると。もともとお通じは神経質な方なのでゆるむのは歓迎なのだが、生クリームというタイミングはほぼ外のカフェ。もしくはコーヒーショップだ。取材時もしくは打合せ、仕事の合間といったことも多い。ただでさえ散漫な集中力の大部分を下腹部に集めなければならなくて緊張する。
最初は乳製品過敏か?と北海道生まれにあるまじき体質変化かと焦ったけれど、どうやら牛乳をつかったラテは平気。おそらくクリームの油分に反応するようになってしまったらしい。これも腸内フローラの主張?なのでなるべくラテを選ぶ。そしてうっかりココアを頼むと上に生クリームが乗っていたりしてきゅるるる。こないだプリンを注文したら上にくるりんとクリームがトグロを巻いていて、こちらにも反応してしまった。きゅるる。
そこでわかったのだが、喫茶業界は生クリームに支配されているのではないか。フツーの牛乳でとかしたココアや、フツーのカラメルソースだけのプリンというのは求めてみるとむずかしい。そして、じゃあとブラックを飲みすぎると胃がキューっとなってしまうのでこれも塩梅がむずかしい。
胃腸にやさしく。甘い物とカフェインへの探求は続く。
いやほんと、ワタシの腸内にどんな心境の変化があったんだ。ふしぎだ。