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すみぞめ手帖

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我が半生のわりかし呑気な葬送録。
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#喪失感とその先と

月命日で誕生日。すこしずつ、変化する。

月命日で誕生日。すこしずつ、変化する。

 年末に父が亡くなってから4カ月。おいおいと泣くこともなく来てしまった。正直なところ約二カ月の入院中の方が精神的には「よよよ」となっていた。でも波はある。ときどき「はっ。どうしよう。もういない。お父さんいなくなっちゃった」と突然脳をかすめることがある。これが喪失感というものなんだろうか。よくわからないな。
 父の晩年(そうか、あれは晩年だったのか)、医療者の前では認知機能が落ち気味の老人らしい看護

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