2月に聴いたアルバム3枚
2月は色々と忙しかったのですが、音楽は結構聞けてますので、良かったアルバム3枚ほど紹介。
Coil - The Ape of Naples (2005)
イギリスのexperimentalグループcoilのアルバム
ジャンルはPost-industrial
終始、憂鬱で幽玄的な音楽を楽しむことができるアルバム。Dark Ambient的な要素も多く、ノリノリな曲はほとんど無いが徐々に追熟していき印象深くなっていく。
「Tattooed Man」は古い童謡のような奇妙な曲で、はじめの印象としてはダサくてチープだな、と思ったが聴いていると徐々に癖になり好きになった。
「 Cold Cell」はこのアルバムの中で一番のお気に入りの曲で、Ambient的な伴奏に祈るようなヴォーカルが合わさっていて素晴らしい。
「Going Up」はアルバム最後の曲にふさわしいカタルシスのある曲で、アンセムのような、憂鬱さから解き放たれるようなヴォーカルがアルバムを締めくくっている。
Favorite tracks: Tattooed Man, I Don't Get It, Cold Cell, Amber Rain, Going Up
Least tracks: The Last Amethyst Deceiver
Rating: 9/10
The Mras Volta - Frances the Mute (2005)
The Mars Voltaの2ndアルバム
ジャンルはProgressive Rock
このアルバムはさっき紹介したアルバムと打って変わって超ノリノリ、熱量がやべえんだよ!!
The Mars Voltは1stの「De-Loused in the Comatorium」もやばいんだけど、2ndも同じかそれ以上にやばい、かっこいい。
「Cygnus....Vismund Cygnus」は最高のオープニングトラック、かっこよすぎる圧倒的歌唱力、ヴォーカルのセドリックの声がツボなんですわー。プログレ要素も結構あり、曲は13分あり長いがすぐにサビを覚えちゃうくらいにはキャッチー。
「The Widow」は哀愁漂う曲で、この曲もまたセドリックの圧倒的歌唱力が光る。
「L'Via L'Viaquez」スペイン語やサルサの要素もある楽曲。独特の節回しとリズム感が癖になる、スルメ曲。
Favorite tracks: Cygnus....Vismund Cygnus, The Widow, L'Via L'Viaquez
Least track: Miranda That Ghost Just Isn't Holy Anymore
Rating: 9/10
Xiu Xiu - A Promise (2003)
Xiu Xiuの2ndアルバム
ジャンルはExperimental
まずジャケがきもすぎる、音は変態。Ambient的な静かな音と轟音のNoiseが交互に来るようなアルバムの構成になってるように感じた。
正味まだ完全に理解できてない、追熟しきってない。アルバム全体を聴いて「Brooklyn Dodgers」などカタルシスを感じる曲もあるが、結構退屈な曲もある。でも、まあ概ね好きで定期的に聞き返していこうと思う。
Favorite tracks: Sad Pony Guerrilla Girl, Apistat Commander, Brooklyn Dodgers
Least track: Fast Car
Rating: 8/10
2000年代初頭のアルバムばかり聴いていた月でした。俺の産まれた年がその年代なので自然と体が求めてしまうのかもしれない、その年代の音楽を。