4月に聴いた音楽
4月は結構忙しかったんですが、まあまあ音楽聴けました。
四人囃子 - 一触即発 (1974)
日本のプログレッシブロック
まず、ジャケが魅力的だが内容も負けず劣らず。
「空と雲」怪しげなイントロから、シュールレアリズムっぽい歌詞が最高!
”何か食べ物を買ってから~”
ヴォーカルの声が独特で歌いまわしは歌謡曲、プログレだが意外とポップでキャッチーな曲。
「おまつり」この曲も独特の歌詞と歌いまわしが印象深い。"おろしたてのバラ色のシャツ着て~"
聴いていて、ふとゆらゆら帝国を思い出した。
途中のギターソロも良いアクセントになっていてグッド!!
Favorite tracks: 空と雲, おまつり,
Least tracks:
Rating: 7.5/10
Clarence Clarity - NO NOW (2015)
ジャンルはGlitch Pop
過剰主義的なインストゥルメンタルと、ポップでキャッチーなメロディーラインが良いバランスで構成されたアルバム。ヴォーカルの声のせいか、デジタルな音が多用されているが、どこかエキゾチックな東洋の呪術みたいな雰囲気の曲もある。
「Will to Believe」祝祭感ある曲。アルバム全体に通して言えることだが、ヴォーカルのパワーがすごい、結構カオスな曲をポップにまとめる力がある。
「Alive in the Septic Tank」甲高い電子音が気持ちいい。頭から終わりまで聴いていて気持ちよくない瞬間がない、非常に完成度の高い曲。このアルバムで一番好きな曲。
「One Hand Washes the Other」エキゾチックで怪しげなムード漂う、ヴォーカルの奇妙な歌い方も癖になる。
Favorite tracks: Will to Believe、Alive in the Septic Tank、These Who Can’t,Cheat、 Bloodbarf、The Gospel Truth、Porn Mountain、One Hand Washes the Other
Least tracks:No Now
Rating: 8/10
最初はGlitchとかVaporwaveの過剰で唐突だったりする、ある種の毒っぽさに胸焼けするが、慣れてくると逆に聴き易すぎる感じもする。
Flying Lotus-Cosmogramma (2010)
ジャンルはGlitch Hop
めちゃめちゃ緻密に構成されたカオスという印象。
マリオ、蒸気機関車、卓球など珍奇なサンプリング音が完璧に構成された曲にうまくハマっていて素晴らしい。
音が混雑しすぎて胸焼けする曲もあるが、何回か聴いていくと耳が慣れて、良さが分かってくる。
全体的にマキシマリズムな曲が多いが、逆にミニマリズムを感じる曲もある。足し算がうまいから、引き算もうまいということか!!
「Do The Astral Plane」この曲はテクノのような反復的なビートに、荘厳なヴァイオリンの音が重なって、ゴージャスでリラックスできるムードを作っている。このアルバムで一番お気に入りの曲。
「Table Tennis」卓球の球が跳ねる音がサンプリングされている。独特のリズムに女性のヴォーカルが謎の浮遊感を生み出している。
アニメ「ピンポン」のサントラからサンプリングしている?
この曲も分類するならミニマリズムの方。
Favorite tracks: Pickled!、Do The Astral Plane、Table Tennis
Least tracks: Velvet Cake
Rating: 8/10
余談
ふと思ったけどFlying Lotusって、直訳すると「浮遊してる蓮」じゃん、仏教じゃん、なんかこのアルバムの過剰で混沌な感じもFlying Lotusの曼荼羅的世界観を魅せてるのかもしれん、と考えると腑に落ちた。
Kenny Beats - LOUIE (2022)
ジャンルはinstrumental Hiphop
休日の昼間に聴きたいアルバム。Jazzyで繊細な音作りがされていて、非常に聴きやすく、なおかつ聴いていて飽きない丁寧な曲が多い印象。
「Hold My Head」歌ネタにスペード感あるリズムが心地良い。
「Still」ポジティブバイブス溢れる曲で、jpegmafiaの合いの手と女性のバックコーラスが優しいグルーブを作っている曲。
Favorite tracks:Hold My Head、Still、Last Words
Least tracks:
Rating: 7.5/10
RiTchie - Tripple Digits[112] (2024)
ジャンルはExperimental Hiphop
injury reserveのヴォーカルRiTchie with a Tのソロプロジェクト。
実験的だが比較的聞きやすい曲も多く、アルバムも30分ほどの長さで気軽に聞くことができる。
「Dizzy」ビートは軽快でリッチーのHookもポップ。amineのクールな感じも最高。
「RiTchie Valens」聴いたことないタイプのビート、リッチーがオートチューン使ったりしてうまく乗ってるのが気持ちいい。
アルバム全体を通して、リッチーのヴォーカルの幅の広さを感じた、陰鬱だったり悲しみだったりの感情の表現が卓越している。デリバリーが豊富。
Favorite tracks: Dizzy、RiTchie Valens、Looping、5onthe.
Least track:
Rating: 7/10
終わり
4月は結構幅広く聴けたと思う、前に一回聴いて敬遠してたアルバムを聴き返してみたら、思いの外良かったていうのが多かったな。やっぱりGlitchぽい音でマキシマリズムな曲が好きなんだなあ。
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