ファミレスはジャングル
祝日の夕方、ファミリーレストランにて。
夕飯前の時間ということもあり、席の埋まり具合は半分ほど。
申し訳程度のついたてで分煙がされている店内。
ついたて越しのとなりの席では、子どもがひとりでぴょんこらぴょんこらソファを飛び回っておりました。
ときおりこちらを見つめてくる無垢な瞳に罪はない……けど、跳ねてるとあぶないぞう。怪我するぞう、と見てるこちらはハラハラ。
本日は「小腹が空いたね」と父と買い物帰りにふらりと寄っただけなので、デザート中心で待つことしばらく。
「きゃーーーっ」
と轟く甲高い声。
子どもかな?
子どもじゃなかった。
少し離れた席同士で、ママ友らしき女性たちが顔をほころばせていました。
そこまではまあ「楽しくなるだろうなぁ」と分かるような展開ではありますが、
しばらくすると一方の席にママが歩いていって、先ほどからソファを跳ねている子どもを抱っこ!
そしてそのまま自分の席に連れて帰る。
気がついた相手のママ、笑いながら子どもを迎えに行く。
そこで立ち話になる。
お、おおう……。
通路を歩き回る店員さんの目が、口元が、しだいに硬くなっていくのは気のせいでしょうか……。
注文するために呼んだはずが、最後の最後で迷いだしたり
まだ片付けがすんでいないテーブルを指さして「こっちがいいんですけど」と希望を出したり
とどめに通路を塞ぐような場所で立ち話するママンがいたり
そんなときでも笑顔を絶やさずに接客対応している店員さんに、頭が下がります。
でも話のネタには事欠かなさそうな環境ではあるのかも……と思いつつ、ドリンクバーの粘りはそこそこにして、早めに席を立ちました。
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