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違和感は他人からもよく見える

自分の違和感は相手にも伝わっているかもしれない話。

暑いですね。暑さのなにがいやって、湿度です。
じめっと水分が肌にまとわりつく感じ。

スマホを忘れがちな人間にとって、アナログの腕時計は必需品です。
が、少しでも不快指数を下げるべく、腕時計をむしり取って布団に横になるくらいには暑さにまいっています。

で、朝起きて「腕時計!」ときちんとつけ直す緊張感がそう何日も続くわけもなく…

3日目には、腕時計を忘れて出勤していました。
こうなるともう落ち着きません。

職場では小さいカバンを身に着けてはいますが、子どもたちには手が伸ばしやすい位置なので格好の餌食です。

カバンでも尻のポケットでもスマホの場所がない感じ…。でもこれがないと時計を見るのにワンテンポ遅れてしまう……。

というジレンマでうごうごしていたところ
「先生、今日は腕時計してないんだね」と言われたのです。

「そうなの、暑くて外してたら、朝つけてくるのを忘れちゃったんだよね」
「ふーん」

で話は終わったのですが、この子らよく人の特徴を見てるなー、としみじみした瞬間でもありました。
よく会う子だと、変化に気が付きやすいポイントって決まってきてしまう気がします。

髪を切ったとか、鼻声かなとか、日焼けしたとか、少し期間が空いたら「背が伸びた?」とか

「よくわかったねー」と気がついてもらえたことで驚いた一方で、
もしかしたら自分は、これまで子どもたちや周りの人のちょっとしたサインを見逃していたのかもしれないな、とヒヤリともしたのでした。

小物の有無ひとつで大げさな、という気もしますが、でも、変化のポイントってきっとたくさんあるんですよね。

ことばにするのが難しかったり、掴みそこねるとそのまま「ま、いっか」になりますが、「どうしてそこで自分は引っかかったんだろう」と踏み込んでみることで見えてきたり、気がつけることがあるのかも……と思えた場面でした。

とはいえ子どものツッコミ攻撃の中で
「なんで先生はお化粧しないの!?」
「なんで先生は足の爪に色ぬってるの!?」
と言われると「化粧はしてるし先生だっておしゃれしたいの! いつも靴下履いてるからいいじゃん!」と同じレベルで言い返すことのないように努めたいものでございます…。

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