日付を決めて出かければそれ即ちすべてデート
なんでもないような日の話。
もうすぐ物理的に距離ができる友人と会ってきました。
わたしは本屋に、友人は雑貨屋に、
それぞれ小さな買い物の用事があるだけで、
あとはご飯を食べてフラフラして、お茶でも飲もうか、という予定があるようでないような集合でしたが
帰ってきてみると本当にとりとめのないことを話して、食べて、飲んで終わってしまった感。
(´・ω・`)
せっかくだから、と展覧会なり食べ歩きだったり
普段はやらないようなことを楽しんでみたいなー、
なんてことを漠然と思っていたのですが
昼ごはん、上田珈琲、本屋、雑貨屋、スタバと
どこでもできるようなぶらぶらラインナップに。
思い起こせば写真もないし、
次に会う予定もちゃんと決まっているわけでもなく、
春の仕事の予定なんぞを互いに話して、結局細かいところは未定だから仕方ないねー、との結論になり、
「じゃあ、またねー」
とバイバイして今に至ります。
なにが不満というわけではないのですが
ただふしぎに思うことがありまして
たくさん笑ったわけでもなく、
映画のように共通のものを見続けて感想や意見を交わしたわけでもなく、
喧嘩をしたり仲直りをしたりとジェットコースターのような大盛り上がりがあったわけでもなく、
スタンプラリーのようになにかを成し遂げた!と達成感を味わうわけでもなく、
淡々と1日が終わったように感じる日でも、
たしかにほんのり「今日は一緒にいましたね」と確認するような日のあと「今日はありがとう」とメッセージを送る帰り道が、もの寂しいような、ホッとするような、なんとも言い難いふしぎなきもちで帰ってきました。
こんなお出かけも、もしも好きな相手とだったら、10年前の自分は甘酸っぱさを噛みしめてニヤけまくって部屋中ごろんごろんしてるのでしょうね……と思うと我ながら年取っ……大人になったなぁと、しみじみです。
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