誘惑のチョコソース
チョコレートさま、すごいの話。
材料費をなるべく抑えて楽しく、
という路線で考えたとき、
調理のトッピングにはいつも考えさせられます。
いちご→高い→ジャムだ!
りんご→時期を見て要検討
アイス→ファミリーサイズ買っちゃおう!
生クリーム→業務スーパーに行こう
きなこ→優秀
粉砂糖→買ってもいいけど意外とあまる
あんこ→意外と、結構、あまる
チョコスプレー→保留
チョコソース→即決!
「チョコソースならなんにでもかけられますものね」
「好きな子多いしね」
「大きいの買って分けてもいいね」
クレープ、ホットケーキ、蒸しパン、パフェ……
だいたいのお菓子にマッチするあたり
あんこ並みに万能選手です。
でもね、そうは言ってもかけすぎはよくありません。
ホットケーキの見本用にと取り分けた生地が残ったので、
職員でいただくことになったとき
「先生、チョコソースかけて!」
「えー、みんなが混ぜてくれた生地だからおいしいよぉ」
「いいから!」
と大慌てで生クリームとチョコソースがてんこ盛りになった生地(すでにトッピングで埋もれています)を前に、おそるおそる一口食べてみると
「おいしい……」
おいしいのです。
チョコの香りが生地の甘さと絶妙にあわさって、とてもとてもおいしい。
「おいしいでしょー?」
とにっこり笑う子どもたちの表情に思わず顔を見合わせてしまう職員でした。
本人たちにはもちろん、トッピングまでが料理だものなぁとしみじみ。
しかしながらチョコソース、職員間では決して評判のいいものではありません。
洗い物のときに
「またチョコソースがお皿にべったりついてる!!!」
準備のときに
「足したばっかりなのに、もうチョコ空っぽなんですけど!!」
と 驚きと嘆きのもとになるからです……。
チョコに悪意はないけれど……悩ましい……。
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