![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/5966380/rectangle_large_7dc57720b36c14a3078756298fab3950.jpg?width=1200)
不意打ちの極上映画を観た。
「雷に打たれたような」という表現があります。
映画館を出て
カバンに入れた折りたたみ傘をさそうと
歩きながら開くことを忘れ
傘を握りしめたまま
もう片方の手で濡れた路面を激写していました。
自分が阿呆かと思った。
すぐ感化されて、なにか為した気になりやがって。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/5966383/picture_pc_b3a0caf4b3fcd68bbe666605fe2df880.jpg?width=1200)
わからない、わからないけど
映画を観終わってずっと頭の中に「Beat」という単語が舞っていた。
「打ちのめされた」なんて日本語じゃ伝わらない。
気を抜いて観に行った。
「まあこんなもんだろ」椅子にふんぞり返ってた。
それが。
終わったあとパンフを買いに走った。
こんなの1年に1度あるかどうかのこと。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/5966386/picture_pc_34070c5fe3c1e4a89d613d0fabde7813.jpg?width=1200)
「だまされたと思って観てみて」
なあんて甘ったるいこと言わない。
「おいコラ、オマエラこれ絶対観やがれ!」
口を荒らしたくなる。
すべて映画の力だ。
想定外というのはこの映画のためにある言葉だろう。
断っておくが、僕は映画はほとんど詳しくない。
いやむしろかなり疎いレベルらしい。
名前を聞いてそれが男優か女優かわからないくらい。
それは日本の芸能人も同じ。
「うーあ」と「ぼあ」の区別が付かない。
そもそも「なにじん」なのか。
「aiko」は何人組なのか。
すべて実際にあった出来事で脚色していない。
そのかわりと言ってはアレだが
舞台は30年間付き合っているので
○○ = あー劇団△△の人ね
みたいな変換を瞬時に行う。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/5966393/picture_pc_a7cfb54fcea942f94a41a9c8cfa2091e.jpg?width=1200)
劇団「健康」「夢の遊眠社」「第三舞台」
文芸坐ル・ピリエ、シアターアプル、新宿シアター・トップス
銀座セゾン劇場、グローブ座、アートスフィア...
「なつかしい」なんて莫迦言っちゃいけない。
自分の中では今も生き続けている。
もう30年以上も。
最近、舞台俳優が映画に出て来て
「Wow! 知ってる人が増えたなあ!」
こーっそり思ってたりする。
あの人、実は舞台役者さんなんだよ。
とてもとーってもすごい演技する人!
それを語るとオヤジ語りになるのでしない。
信号変わって青になり
横断途中に濡れた路面がいきなり気になって
自転車も右折車も構わず車道に飛び出し
サックスの即興演奏のように
路面の光を撮りまくる
クラクションかサックスかわからず
酔っぱらいに見えたか全ての人が自分を避け
交差点の中ひとりダンスを踊るように
撮りまくり撮りまくり
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/5967007/picture_pc_603c616dfd92e357a812ba4b4dd17571.jpg?width=1200)
こんなオレにしたのは、どこの映画だ!
言わんばかりにイワンの莫迦ァン。
次のエントリで感想書く予定。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/5966404/picture_pc_1ec3f94e0165b52408caa5880a5b2c61.jpg?width=1200)
書いた。