
運は自分で貯めることができます! 「私の推し本シリーズ14」
【ダメなときほど運はたまる】萩本欽一・著。
AKB48のプロデューサー秋本康さんは、ロサンジェルスでタクシーから降りたその足でうんこを踏んでしまった。しかし、彼は怒るどころか、感動したそうな。
その理由は「こんな低い確率をくぐり抜けてうんこを踏めるなんて俺はうんがいいと思ったから」だそうです。
すみません、いきなりうんこの話で。
実は、
今回はうんこの話ではなく、運の話をしたかったのです。
なんとか、いいつかみを書きたくて、うんうん唸っていたら、上のネタを思い出してしまい、つい、書いてしまいました。
まことに申し訳ありませんでした。
もう、うんこは出て来ません。
ご安心ください。
今日は芸能界で、常にトップを走り続けた「欽ちゃん」こと、萩本欽一さんの人生哲学と言ってもいい、「運」についてのお話を書いてみたいと思います。
欽ちゃんのお話は、
世間でよくある成功法則のような、強い信念を持って行動するとか、集中力を高めるとか、やり抜く力とか、そんな、しんどいものではありません。
だれでもが日常でできる、自分に運を引き寄せる法則です。
運は自分で貯めることができるのです。
私は、
欽ちゃんの様々なエピソードの中で最も好きな話があります。
割と有名な話なので、もしご存知でしたらすみません、飛ばし読みしてください。
バラエティ番組『欽ドン!良い子悪い子普通の子おまけの子』のオーディションの時の話です。
最終審査が終わって、6人ぐらいまで残っていたそうです。(人数は私の記憶に頼った推定です)
審査が終わった後、とりあえずその日に合格者の発表はせずに全員返します。
そこで、欽ちゃんはスタッフにこの後、全員の家に電話してみてほしいと言う。
その理由は
「オーディション終わって何の予定もない寂しい奴にいいことあったっていいじゃない 、だから一番早く帰宅した人を採用する」です。
関係者にオーディション参加者の家に電話を掛けさせたところ、最初につながったのが柳葉敏郎だった。
他のみんなは試験が終わってほっとしたのか、みんな外に遊びに行ってしまって家にいなかったのです。
欽ちゃんの理屈で言うと、柳葉はどこにも行くところがないと言う、そのついてなさに、欽ちゃんはぴんときたという。
この話を聞いたときに、僕は欽ちゃんの運についての考え方のユニークさに驚きました。初めて接した着眼点でした。
その理屈に基づいた、欽ちゃんの運についてのエピソードが載っています。ユニークかつ、少しうなってしまうような話が盛りだくさんです。
ついてないことがあったら、よっしゃ!ついてることの始まりだ、と思えるようになるかもしれません。
起きた出来事をどう捉えるかは、自分次第です。
常に芸能界でトップを走り続けた、「萩本欽一流生き方のコツ」としても読める一冊です。
最後、私がこの本で、最も印象に残った言葉を引用させていただきます。
「不運が続いている人には、きっと大きな運が待っていますよ。人生って運と不運が交互にやってきて、最後は五分五分でチャラになるの。」
「だから「運が悪いな」とか「なんでこんなに辛い目に合うんだろう」「不幸な人生だなぁ」と感じている人は、こう考えていればいいの。あっ、今は「運」の芽が育っている時なんだなって。そう思うと辛い日々の中にキラと光が見えてくるでしょ」
(以上、P16から引用)
ダメなときほど、書くネタは増えます。
書く習慣。
線引き書き込み付箋だらけでよろしければ、私の店にも在庫あります。一冊のみ。