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今年最も引っかかった言葉「才能」についての本。(2021年を振り返る。その4)


【きみはスゴイぜ】
この本は、才能なんて関係ない、すべては本人の努力と練習次第で誰もがチャンピオンになれるんだというのがメインテーマの本です。

で、これの原点になる本があります。
【非才】と言う本です。
これは今、えーネット上で大化けしております。大体10,000円前後が古本価格の相場になっております。

私は、この本を図書館で借りて読んで、とても良かったので、どうしても入手したかった。だから出版社にこの本の増刷をお願いしてみました。
もちろん無視されました。どこの馬の骨だかわからないやつからメールをもらって、増刷する出版社なんて無いですよね。でも、絶対今出せば売れると思うんですけどね。

まぁそれはそうとして、この【きみはスゴイぜ】と言う本は本当にすごいぜって言う、あのなんちゅうことかって言うと、ここにですね、様々な過去のなんだろチャンピオンになったタイガー・ウッズとか、NBAのマイケル・ジョーダンの話とか、とにかく、有名無名とわず活躍した選手たちのエピソードがたくさん出てきます。

この著者自身も卓球の名選手でした。
イギリス代表でオリンピックに2回出ているすごい経歴の持ち主なんです。
すごい結果を出して、天才と言われているひとたちと言うのは、実はほんとに幼い頃から徹底的に練習してきたんだってことを繰り返し述べています。

他の人が10代の半ばでできることを、例えば7〜8歳でできてしまう、それは才能があるからではなく、人より早く始めているし、徹底的に、
1日何時間も練習してるからなんだという。

そのプロセスがあればこその結果なんだという。みんなはその結果だけを見て天才だと言ってしまうんだ、と何度も述べている。

そして、彼らは、天才だからと言うことで周りが色々と好条件になっていく。
優秀な指導がついたり、周りが配慮するからなおさら練習しやすい励みやすい環境になり、さらに才能が伸びてしまうと言う、その結果なんだと言う。

ですので自分がもし、こうなりたいと言うものがあったとしたらそれに適した努力と環境と指導者、考え方を揃えれば大概チャンピオンになれる、と言う主張を、ほんとうにたくさんのエピソードを混じえて論じています。

僕は別にそのなんだろ、チャンピオンになる人生だけが幸せなんだよって言うことが言いたいわけではありません。

そのあまりにも、そのなんだろ、世間の皆さんは、例えば今だったらメジャーの大谷翔平とかイチローとかを指して、彼らは天才だから成功したんだよっていいますよね。
結果から天才と言う言葉を使います。

でも、そうじゃないんだ、とみんなは結果を見た評価で天才と言うふうに言ってるんであって彼らが生まれた時にこの子は天才だと言ってないはずなんですね。

だから世の中の天才と言う定義付けというのは全て結果から言ってることであって、結果を出してる人たちだからしかできないんだって言うのをまず払拭してみませんか?

そうしないと、なんだろう、人生の可能性はものすごく狭まっちゃうと思うんですよね。
だから自分にも大谷翔平になれるかもしれないイチローになれるかもしれない、白鵬になれるかもしれない。と思ってみませんか?

そういうことをを知ることによってものすごく人生の可能性にチャレンジする人が増えるんじゃなかろうか、と思って伝えたかった次第です。

で、【非才】は今在庫が出版社にありませんので、この本で代替えしてみてはどうでしょう?と言う提案です。
厚みも中身も全く違うように見えますが,要点はほぼ同じことを言っています。

【非才】の要点をぎっしり詰めてしかも子供でもわかる非常に優しい言葉で書いてあるので、親子で読んでみてはいかがでしょうか。

でも、【非才】は、エピソードが面白いんですね。そのなんだろこういう天才がいたんだけど実はこういう隠れた努力をしてたんだよとか、
こういう方法で天才になったんだよ、だから、結果を出したんだよ、みたいな本当にその結果を出した人というのは天才だから出したんではなくて、やっぱり圧倒的な努力工夫,そしてメンタルも鍛えていたんだなぁということがよくわかるんですよ。
だから読み物としても面白く、説得力があります。

くどいかもしれませんが、出版社さん、「非才】を増刷してくれませんか?

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