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さよならドビュッシー、読了。完璧です。
久々のミステリでした。
ひょんなことから、中山七里さんのPodcastを聴く機会がありました。テーマはミステリ小説の書き方。
別にミステリを書きたいわけでも書く予定もない。ほんとになんとなく聴いてしまった。Amazonのオーディブルの中に入っていて、無料だったから興味が湧いたんだと思う。
一話聴いたら、これが面白かった。だから、次のも聴いた。そしたら、またまた面白かった。気がつくと、全8話聴き終わっていた。聴き終わって思ったのは、中山七里すげえってこと。
ここ10何年か、大型書店の平積みで彼の本が並んでいなかったことがない。ミステリをここ数年パラパラとしか読んでこなかった私でも、目に留まるほどの人気作家になっている。
その理由がよくわかった。とにかくものすごく頑張っていらっしゃることがわかった。
そこで、じゃあ一冊ぐらい読んでみるか?
とセレクトしてのが、「このミス大賞」を受賞した「さよならドビュッシー』だった。
読んだ感想を一言でいえば、
「めちゃくちゃ面白え‼️」となる。
ありきたりなコメントですが、とにかく読み出したら止まらない。
そして、ピアノの演奏シーンがものすごい。
映像も音も目の前に迫る、まさに今目の前でそれを見聞きしているような感じにさせられた。ミステリ小説であることをしばし忘れて読み込んでいた。
そして、そしてその結末が・・・
どんな表現使っても、ネタバレになりそうで怖い。
でも、なんか少し言いたい!(笑)
えっとですねぇ、、、
読み終わった瞬間、オセロゲームで、自分が白で、相手が黒として、自分が圧倒的に優勢だったのに、最後の一手で盤上が全部黒にひっくり返された感じ、でした。
とにかく、ミステリが好きな人なら間違いなく、愉しめます。
そして、「のだめ感」もけっこうあるので、クラッシック好きな人でも楽しめると思います。
このミス大賞作だから、いちおうデビュー作になるのでしょうか?
これで新人とはとても思えない、完璧なミステリでした。