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大雨の中『私たちは本でできている』が届いた
Amazonからの本がマンションの集合ポストに入っていた。
ずぶ濡れだった。
本が入っていると思われる、梱包された紙の荷物は、片側がかなり水気を感じる手触りだった。きっとこの土砂降りの雨の中、配達の人が雨を防ぎきれずにマンションの中に入ってきてそのままポストに入れたのだろう。
まじか!
これは即クレームでAmazonに連絡しなくちゃと一瞬だけ思った。
そのまま手で持ってエレベーターに乗り、自分のフロアで降りながら、その本の濡れてるところから破いて中を見た。
案の定、本の天の部分が水を吸い込んでいて、よれよれの波を打っている状態になっていた。
それを部屋の中のテーブルに置いたときに、ここまで濡れるほど雨ひどかったよなぁ。しょうがないよなぁと思えてきてしまう自分がいた。
(あれ?オレあんまり怒ってないなぁ?
なんでぇ?)
だから、そのままその本をアイロンにかけることにした。ワイシャツなどのシワ伸ばしで、有名なアイロンでもしかしたら元に戻るかもしれないとかすかな希望を持った。
やってみて思ったのだが、シワを伸ばすためにスチームしちゃうと紙だからまずいかなぁと。案の定、水を入れたアイロンを本の上に乗せると、ボタンを押す前にどこからか水滴が溢れたかこぼれたかして本についてしまって、余計本がふやけてしまった。
もう開き直ってそのままアイロンを、押し付けて、押し付けて、押し付けて、ぐいぐいぐいぐい押して固い洗面台に押し付けて、紙のカバーがパリパリになる位にアイロンがけをした。
そしてその状態のまま上から本を10冊ぐらい重ねてしばらくプレスしておくことにした。
食事の洗い物を済ませ、そして、お風呂に入ってきて、ノンアルコールビールをプシュと開けてグイグイッと飲み、プレスをどかす。
本は真っ平になっていた。
おっ!なかなかいいじゃん!
一件落着。(^_^)v