離婚を考えている方、離婚する前に、ぜひ、この本読んでみてください。「私の推し本」シリーズ3
【心時代の夜明け】
この本は、日本メンタルヘルス協会のトップに立つ衛藤信之氏が書いた本です。
私が初めて衛藤信之氏を知ったのは、今から20年近く前のことでした。
当時、とても信頼していた方が、「衛藤さんの講演会だけはお金を出してでもいいから一度聞いてみたい」と言っていた。その言葉を信じて講演会に行った。
約2時間、あっという間だった。しかも終わった後、頭が痛くてしょうがなくなった。なぜそうなったのか?
泣いて笑って泣いて笑っての繰り返しだったのだ。感動的な話のすぐ後に爆笑の話が続き、それからまた泣かせる話が出てくる。
感情がまるでジェットコースターに乗ったときのように大きく上下に揺さぶられた。
生まれて初めての泣き笑い劇場に、体がついていかなかったのだ。
頭が「おい、いったいどっちなんだよ、はっきりしてくれよ」みたいな感じだったんだと思います。
それぐらい面白くて、引き込まれる話の連続でした。
私は、そのまま衛藤信之氏の講座に通いました。
大阪の吉本新喜劇のような、お笑い風心理学でした。
私は、より深くこの心理学を理解したくて、その当時唯一の著書だった「心時代の夜明け」を読みました。
この本を読んで、思いっきり電車で乗り過ごしました。本も夢中になりました。
私はこの本と、この心理学講座を聞き、人生の価値観が180度変わりました。
実は、この数年前に10年連れ添った奥さんと離婚していました。
それまでは、ずっと自分が100%正しいと信じきっていました。しかし、ここの心理学を読み聞き、それが大いなる誤りだったということに気づかされたのです。
だから、私は古本屋を開業しているときに、この「心時代の夜明け」の古本を、何冊も売りました。
その時のキャッチコピーが「もしこれを読んでいたら、私は離婚しなかったかもしれない」でした。
今回は、最近新発売された、こころの羅針盤(コンパス)も紹介します。
今、新型コロナや自然災害の多発により、日本も世界も大変な時代になっています。
いったいこの後、世の中はどうなってしまうのだろう?
そんな中で衛藤信之氏は心の羅針盤が必要と思いこの本を作られたようです。
人の悩みは、人生の悩み、仕事の悩み、恋愛の悩み、夫婦の悩み、子育ての悩み、老後の悩み、死の悩みです。
それらに対する解決のヒントがてんこ盛りです。
一家に一冊、衛藤信之。
こころの常備薬として本棚に置いて置くと安心です。
この二冊は内容も、編集の仕方も、ネタも、全然ちがいます。
しかし、私の中の解釈では、ほぼ同じことを言わんとしているように感じます。
人間は悩んで当たり前。
その悩み方と対処の仕方次第で、
人生は大きく変わってしまいます。
【心時代の夜明け】の方が、よりライブの講演に近い感じがします。まだ、日本メンタルヘルス協会を立ち上げたばかりの頃の本なので、とても情熱に満ち溢れています。熱がもろに伝わってきます。
【こころの羅針盤】は、トピックスが新鮮で読みやすいかもしれません。悩みのジャンルも豊富で、構成もしっかりとまとまっています。目次で自分の悩みのキーワードが探せます。実用的かもしれません。
どちらも捨て難いです。
衛藤信之、この人の話(本)だけは、一度聞いて(読んで)おいた方がいいと思います。
ほんとうにおすすめです!