【ファンが増える文章術】(本が棚から落ちてきた・その3(完結編))
ほんとに病気としか言いようがない。
自分好みの文章術の本が出ると、ほぼ即買ってしまう。
【書く習慣】を読んだ時、絶好調になって書き続けた。
あれほど書くことに夢中になった日々はいままでなかった。
ほんとに【書く習慣】には感謝している。
もう、自分には文章術の本はいらないとさえ思ったものでした。
しかし、その後、【神・文章術】の本に飛びついている。
ここでまた快調に書けるようになる。
だが、またモヤモヤしはじめた。
そんな時この本【ファンが増える文章術】が棚から落ちてきた。
もーいい、もーいい、と思いながら、
何物かに誘導されるように買ってしまった。
正直なところ、自分の病気がまた出た、ぐらいの気持ちで、あまり期待していなかった。
しかしである、
これがとんでもなく大当たりだった。
それは、ある本と奇跡的に繋がったからでした。
その本とは、
昨年度一番インスパイアされた本で、
【Dark Horse】という本でした。
これは、「好きなことだけで生きる人が成功する時代」というコピーが書名のサブタイトルになっている本でした。
この本も、自分らしい生き方を説く本です。
本の趣旨をざっくり言ってしまえば、「小さなモチベーション」を大切に生きよう。そこに自分らしい生き方を作り上げるヒントがある」ということ。
まさに、それと通じることがこの
【ファンが増える文章術】に書いてありました。
以下、引用します。
まず、【ファンが増える文章術】
『P51から、
「小さなやりたい」の中には、あなたの「好き」が眠っているかもしれません。
もっと言えば、日常に生まれる「小さなやりたい」をひとつずつ丁寧にやっていくことで、人は「らしさ」を輝かせていくのではないでしょうか。
そして
【Dark Horse】
『P5から、
まず大事なことは、「小さなモチベーション」。この積み重ねでひとは動く。「大きな情熱」「大きなモチベーション」ではなく、自分の中にある「おっ、ちょっとやってみるか」程度の「ちいさなモチベーション」がスタートである。
さらに、
P102から、
あなたが目新しい環境に身を置いていようと、ほぼ毎日変わらない状況の中にいようと、その状況について正確に何か好きか、または、嫌いか注目するように心がけよう。
あなたが学生で、数学の授業中に退屈したりイラついたりしたときも、自分の感情の源が厳密に何なのか見極めることが大事だ。単に「数学が嫌いだ」ではなく、その奥にあるものを見つけ出そう。』
この本【ファンが増える文章術】の、主旨は、
『あなたの「らしさ」を引き出し、それをSNS上で花開かせる』です。
ですので、文章術の本ではありますが、目指すところは「自分らしさ」の発見そしてその育成にあるように思います。
そのために文章を書き、SNSの場を借りて、自分らしさを発現していくことで、より一層「らしさ」を発見し、育てていく、というものです。
この発想は実に新鮮でした。
そして、そのらしさの定義として、
「らしさの3要素」を上げています。
1.好きである
2.得意である
3.喜びを感じる
この三つを意識して、書いてみることで、「らしさ」が出てくると著者は言う。
さらに、この「らしさ」の種を見つける14の質問が提示されている。
もう、「らしさ」の発見のためのスペシャルコースが、全てここに用意されているようなものです。
「らしさ」を見つけるために、14の質問からピンとくるものを見つけて、何か書いてみるのもいい。
また、「らしさの3要素」につながる出来事について書いてみるのもいい。
例えば
1の「好きである」ことなら、
今日読書をした。
すごく充実した時間を過ごせた。
その本のどこかがよかったのか?
何故そこが良いと思ったのか?
ここで、自分なりの考えを書いたとします。
そこに自分の世界観が一つ出来上がることになります。
これって多分「らしさ」の発見ではないだろうか?
という感じで、SNSで発信しながら、自分らしさを見つけていけるような気がしました。
まだまだ読んだばかりで、咀嚼が足りない感じです。
今のところの感想文でした。
【書く習慣】も
【神・文章術】も
【ファンが増える文章術】も
素晴らしい文章術の本だと思います。
ありがとうございました。