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さあ、この本を携えて人生という冒険の旅に出かけよう!「私の推し本」シリーズ6

【賢者の書】喜多川泰・著。 ディスカバー21・刊。

初めて本を読む人が読んでも、絶対おもしろい本です。
この本から読み始めて、読書が好きになり、人生が変わった人を何人も見てきました。

この本との出会いは、たまたまですが、劇的でした。
毎月通っている、病院があります。
その帰り道、気まぐれに、いつもと違うルートで帰りました。

乗り換え駅で、本屋さんを見つけてしまった。
速攻で入りました。

初めて入る本屋さんほど、ワクワクするものはない。
何かに期待しながら、店内をプラプラしていました。
そんな私の目に、飛び込んで来たのがこの本です。


壁面の棚でした。
棚差しの本に挟まれて、この本だけ、壁を背もたれにして、斜めに面だしで置かれていました。

しかも、タバコのパッケージぐらいの大きさのPOPがついていました。
そして、そのPOPの淵周りに、ビーズのようなキラキラしたものが、ぐるりと取り付けられていました。

POPには、その本を読み、激しく感動した書店員さんの熱い熱い言葉がぎゅっと詰まっていた。

きんきらと光るPOP、熱い言葉、そのすぐ上にこの本の表紙。

ドキューンって、胸を撃ち抜かれました。

無意識のうちに手に取り、
表表紙を開くと、開いた右側にあるカバーの袖部分に、こう書かれていました。

『アレックスは人生に落胆していた。
会社ではリストラ寸前、家庭も彼に安らぎをあたえてくれない。

ある日一人になるために訪れた公園で、アレックスはサイードという少年と出会う。彼は祖父からもらった「賢者の書」を完成させるために、9人の賢者をめぐる旅をしているのだ。

アレックスはサイードの許しを得て、“すべての成功を手に入れられる最高の賢者の証“という副題をもつ『賢者の書」を読みはじめた。』

そして、パラパラめくっていくと、もう一度本の表紙が出てきます。

紙質もやや厚め。
そこにも、外の表紙と同じデザインで、
「賢者の書」と書いてあります。

はて?

どうやら、ブックインブックのようです。
本の中に本が入っている構成になっていました。

なんだかワクワクが止まりません。
我慢できずに、レジに直行しました。

電車に乗るや否や、すぐに読み始めました。

物語は、全部で9章あります。

賢者との出会いの旅の始まりです。

その第一章がはじまって4ページ目、
第一の賢者から、主人公に向けて、
こんな言葉が発せられます。

『世の中には大いなる力が存在する。
その大いなる力が全宇宙を創り、太陽を創り、地球も、そこに生けるすべてのも
のも、そして我々人間をも創り出した。

そこにある賢者の書もそうだ。
これらはすべて大いなる力によって生み出されたものなのだ。

そして、その力は、お前が人生において達成したいと思っていることを実現できるように、全面的に後押ししてくれる。

大いなる力は常にお前の味方なのだ。

その大いなる力がしてくれることはただひとつ。
お前が何かしらの行動を起こすたびに、お前の描く夢を完成させるのに必要なパズルのピースをひとつだけくれるのだ。』
(以上、「賢者の書」46ページより引用しました)

クゥーーーッ! たまらん❗️

そのまま一気に読み切りました。

気がつくと、自分の部屋の机の上でした。
帰り道、どう帰ってきたのかまったく記憶がありません。、
完全に、物語に入りこんでいました。


これは人生をよりよく生きていくための名著だ!
読みやすいけど、深い物語。
やったー、やっと見つけた!
こんなすごい本は初めてだ。

頭の中で、すでにこの本を紹介するための、キャッチコピーを考えていました。

もう、私は興奮しまくり、自分が抑えきれず、周りのみんなにシェアしまくりました。

リアルで会う人毎に伝え、SNS、メルマガ、ブログで、ところ構わず、

「スゲー、スゲー、スゲーゾーっ」て。
1ヶ月ぐらい、毎日言ったり書いたりしていました。

この本は、できれば何も知らずに読んだ方お得です。
よりワクワク感が楽しめるからです。

あえて例えるならば、
その昔、大ベストセラーになった
【ビジネスマンの父より息子への30の手紙】
の感じかもしれません。

まだ、世の中ことをよくわからない若者へ、
人生経験豊富なレジェンドから、人生を生き抜くための、豊かな知恵を授ける、みたいな感じだと思います。

読める人なら、中学生でも読めます。
でも、大人が読んでも、ものすごく学びが多い本だと思います。

一家に一冊、本棚に入れて置くと、一生使える人生の常備薬、になるかもしれません。

(注・・賢者の書はカバーが新装版に変わっています。外装のみで、中身は同じです)



書けなくなった私を復活させてくれた恩書、
書く習慣。

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