無理なく楽しむ。3か月のお試しプロジェクトで考える、新しいキャリアの重ね方「Beyondワークβ」

2022年11月15日 12:00

※ETIC. Letter 2022年10月26日号の内容を一部加筆修正して転載したものです。

早くも、今年もあと2か月を切りましたね。

人生100年時代、サステナブルな社会の実現、コロナによる働き方のシフトなど、大きく社会が変化する中で、今年は「リスキリング」という言葉をよく聞きました。

さて本日は、キャリアに関するETIC.の「新しい実験」についてお話します。

生き生きと、一方で、もやもやと。

ETIC.にいると、各地で「新しい挑戦」がたくさん生まれていて、それぞれの一歩が、誰かの笑顔につながっているなと日々実感します。なにかに心を突き動かされ、新しい挑戦をしている人たちは、とても生き生きしていて、楽しそうです。

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一方で、「キャリアに悩む人・もやもやを抱える人」にもたくさん出会います。

「社会価値を創造せよ」という会社からの期待に上手く答えが見いだせない人。
定年後に会社の看板を降ろして自分になにが残るのか不安を感じる人。

でも、今の構造上、それらの悩みは生まれて当然だなとも感じます。

新卒で、たまたま配属された部門で社会人人生がスタートし、組織の中で、精一杯貢献できるよう試行錯誤を重ねる。最近になって突然、「あなたのやりたいことは？つくりたい社会は？」と問われても、戸惑うのは当たり前だと思うのです。

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チームで働く中では、100％自分の好みで仕事を選ぶことは難しいです。

でも、たまには「自分がやりたい！と思ったもの」に熱中してみることで、日々の仕事も違う新鮮な学びや進展が生まれたり、自分の向かいたいキャリアに方向性が見えたりすることがあるかもしれません。

そんなことを想い、ETIC.では、ロート製薬株式会社さん、アビームコンサルティング株式会社さんと一緒に、3か月間お試しで、まだ生煮えの社会課題解決の挑戦に飛び込んでみる『Beyondワークβ』（ビヨンドワーク）という実験をはじめました。

大切にしたいのは、スキルや能力をジャッジされずに誰でも、気軽にチャレンジできるということ。

第1期では、マーケや事業推進だけでなく、工場での生産管理や研究員など幅広い職種の企業社員の方々や、NPO・学校法人などのソーシャルセクターの方々など多様なメンバーにご参加いただきました。

実験してみて分かったことは、今まで副業やプロボノ、ボランティアの経験のない人達も、一歩踏み出してみることによって、本業もキャリア観も、新しい視点を得ることができるということ。

そして、参加者の20％以上の方が、終了後も「もっとやりたい！」と業務委託契約を結び、外部人材としてプロジェクトにコミットを続けています。

参加者からは、「自分が目指したい長期的なキャリアの方向性が見えた」「本業でも大切にしたい視点を得られた」「多様なメンバーとの濃い3か月がとても刺激的だった」「自分個人でもお役に立てると自信がついた」という声が寄せられています。

受入れ側からも「日頃手が付けられない、これからの仕掛けを短期集中で前に進めることができた」「自分達にない視点で戦略を練られた」「この先も長期的に関わってほしい人に出会えた」という反応をもらっています。

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誰もが、気軽に小さくチャレンジできる環境へ。
もっと、みんなが毎日ワクワクしながら楽しく、やりがいをもって暮らせる社会へ。

そんな願いをもって、もう少し実験を続けていこうと思っています。

仕掛け人として、プロジェクトオーナーとして、参加者として、どんなカタチでも、一緒に企てたい！という方がいれば、是非ご一緒しましょう。