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TikTok上で繰り広げられるカルトミーム, Step Chickensについて【自分用要約】

6/15㈪のtechcrunchで掲載されていた宮武さんのnote記事を読ませていただき、とても興味深い現象が起きていると感じたので自分用に要約。

(素晴らしい原記事はコチラから)

■TikTokでカルト戦争が起きている

①ある一般人女性(メリッサ)が自分の宗教を作りたいとTikTokで何気なく言う

②少人数のフォロワーが賛同し、メリッサの指示に従う(投稿欄を全部 ”E” で埋めてくれだのくだらないやつ)メリッサもフォロワーを意識した発言、動画投稿を行う。

③メリッサが配信初期に着ていた鶏のコスチュームに由来し、カルト団体 Step Chickens が生まれる


④他のメディアやアカウントへ投稿(いたずら)したりで拡散


⑤フォロワーはカルトの一員としてプロフィール画像をメリッサの顔写真にする謎ルール(有名アメフトチームやワシントン・ポスト等も従う)


⑥Step ChickensのTシャツや曲が売り出されたり、アプリがリリースサれたり...(アメリカのAppStoreでソーシャル部門でダウンロードランク9位)


⑦他の競合が現れる。50派閥くらいがネット上で争いミーム化している

➨ 密接なやり取りができるプラットフォーム上でファン→カルトの流れが広がっている

■考察

※記事から抜粋

今の若手層はSNSでインスタ映えや完璧なダンスをこなすTikTokkerを見ていて、かなり落ち込む人も多い。自分はそうなれないと思っている。実際にTikTokのダンスを学ぶのは大変。Step Chickensはその逆の発想で、TikTokにかなり合うものでもある。Meme文化から生まれているので、より個性や自分の変な部分をさらけ出せるプラットフォーム。過去の次世代SNSの記事でも説明したが、それがまさにTikTokのユーザー層のGen Zが求めているもの。

●SNS普及初期は才能のある有名人がテレビ等の大型メディアに出演しおり、それに憧れた個人がSNSでの発信や相互アクションを繰り返す中で、たくさん ”いいね” がもらえたりした時に自分も ”何者” かになったような優越感を味わっていたと思う。

●しかし今たくさんの ”いいね” がもらえるヒーローの活躍舞台はリーディングSNS(Youtube や Instagram)等に移り変わってきている。今のSNSで ”何者” かになるにはダンスや楽器センス、作曲、作詞、作画能力、神がかったゲームのテクニックや類まれな運動能力等の才能が必要なのだ。

●メリッサさんはダンスや歌や運動神経等、SNSでときたまバズる特徴は無いけれど、それでも自分の変な動画をひたむきに発信している。それがたまたまフォロワーの目につき、今のSNSの現状にもやもやとした不満を持つ大衆の心を捉え、ティッピング・ポイントを迎え、カルト化したのだろう。

このカルト現象は平凡な自分でもオンリーワンや何者かでありたいという平民(言い方は悪いが)達が起こした小さな(大きな?)革命であり、メリッサさんはSNS上のジャンヌ・ダルクのような存在なのかもしれない。





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