
「こどもからこどもへ」キッズアンバサダーによるSDGs啓蒙活動を行う、一般社団法人渋谷区SDGs協会
こんにちは、渋谷エシカルウィーク事務局です!
今回は、8月19日〜8月25日に開催する渋谷エシカルウィークをサポートしてくれているパートナーの一般社団法人渋谷区SDGs協会さんを紹介します。
「こどもからこどもへ」のモットーを掲げ、キッズアンバサダーによるSDGs啓蒙活動を行う、一般社団法人渋谷区SDGs協会。
今回は同協会で理事を務める佐々木つぐみさんにお話を伺いました。(聞き手:鏡理吾 高校1年)(取材当時)

活動内容
協会での佐々木さんの主な仕事は、協会にいる二人のキッズアンバサダーのサポートです。
SDGs協会では大人が主体で発信するのではなく、キッズアンバサダーによってSDGsを広める活動を行っています。そして現在キッズアンバサダーに就いているの2人は佐々木さんの実のお子さんです。母として、時にはマネージャーとして、日々の生活からイベント企画まで、さまざまな面で彼らの活動を支えています。
協会キッズアンバサダーは毎年渋谷で開催されるSIW(ソーシャル・イノベーション・ウィーク)を筆頭にや様々なワークショップや野外イベントなどへ出演・参加を通じてSDGsを広める活動をおこなってきました。
渋谷区内の高校や小学校に「こども先生」として紙芝居を使った出張授業を行ったこともありました。
大人の堅苦しい話だと退屈で関心を示さないこどもたちも、楽しい紙芝居なら話は別。「こどもからこどもへ」をモットーに、SDGsをわかりやすく伝えてきました。

活動するようになった経緯
佐々木さんが協会に参加したのは今から2019年。きっかけは佐々木さんの子供たちが参加したとあるSDGsに関するワークショップがきっかけでした。
SDGsに興味を持った子供の「やってみたい」という声を後押しする形で、ここまで活動を行ってきました。
それまでの協会は、企業や行政など「大人」に向けた発信を主に行っていました。
しかし、キッズアンバサダーたちは「大人に期待しても世の中は変わらない」「大人にSDGsを話すのはよそがやっている」と考え、こどもへの発信に力を入れてきました。
彼らが目指しているのは、ゴミを捨てない、無駄遣いをしない、といった当たり前のモラルをもったこどもを育てていくことで、20年後30年後の未来をより良くしていく、ということだといいます。
活動のモチベーション
キッズアンバサダーと佐々木さんは2年間、渋谷の人たちとともにさまざまな活動をしてきました。活動の主役である子供たちをサポートする佐々木さんの一番のモチベーションは、SDGsを通して子供たちが成長してくれること。
「子供がやりたいと言ったことを応援してサポートする、サッカー教室の送迎をしているお母さんたちと同じ」
子供たちが主体となって社会活動をするのは日本ではまだまだ珍しい面もありますが、とてもフラットなスタンスで佐々木さんは活動を続けています。
しかし佐々木さんの活動にはそんなお母さんたちとは決定的に違う意味があります。子供たちの夢を佐々木さん自身がリアルに叶えてあげられる、ということです。
「子供たちと過ごせる有限の時間で、彼らを少しでも伸ばせたら嬉しい」という一言に、佐々木さんの思いが凝縮されていました。

SDGsに対する考えの変化
「言葉だけ聞くと、国連が、企業が、個人が行動しなければと難しく考えてしまいがちなSDGs。しかしSDGsとは本来普段の生活そのものだと考えています。」
「例えば私たちが日常的に心がけてきた、節水や節電、ゴミの分別。こういった人として当たり前の生活を取り戻すだけでクリアできる課題は多いといいますよ。」
遠い海の向こうの国の話ではなく、私たちの生活に潜んださまざまな課題こそが本当のSDGsだということを改めて再認識することができました。

Instagram https://www.instagram.com/sdgs_shibuyaku/
WEB https://sdgs-shibuyaku.com/
渋谷新聞について
渋谷新聞は渋谷エシカルウィークのオフシャルメディアパートナーです。
本記事は2021年11月15日に渋谷新聞にて記載された内容をもとに再編集しました。
オリジナル記事はこちら。