【8月7日は花の日】「花をもっと身近に」それぞれの立場を超えたトークセッション開催!
8月7日“ハナ”の日に、スペシャルトークセッションを開催!
2021年8月7日に、エシカル大学が「花の日イベント」に登壇しました!
株式会社RINの有志コミュニティ「フラワーサイクル*アンバサダー」さんが主催のオンラインイベントで、今回は第2回目。
2部構成で、前半のワークショップが行われたのち、後半のトークセッションでエシカル大学副学長の荒木が登壇しました。
※前半のワークショップを含めた、当日の様子はこちらをご覧ください。
https://lossflower.com/2021-87nohi-event
日本の花業界で活躍されている方々のZoom上で繰り広げられるトークは、花を大事にする想いであふれていました!
テーマは「垣根を超えた花業界の未来」。
さまざまな立場から、実施されていることや花業界で感じていることなどをディスカッションしました。
日本の花業界で起きている課題とは?
トークセッションの前に、花業界の仕組みについて、フラワーサイクリストの南美さんよりお話いただきました。
※花き(かき)…観賞用の植物全般を指す
花業界では、川の流れに例えて生産者を「川上」、消費者を「川下」と呼ぶそうです。
生産者(花農家)が卸売市場を介して小売店に出荷し、消費者の手に届くという流れです。
生産者が大切に育てた花たちがすべて消費者の手に届けば良いのですが、ロスフラワー(出荷前に除外されたり、売れ残りで廃棄される花)が多く、花業界でも花の廃棄削減に向けて取り組んでいます。
また、花の流通量が平成7年をピークに年々減少傾向で、20年以上右肩下がりであったり、若年層ほど購入金額が低かったりと、さまざまな課題を解決する必要があるそうです。
こうした課題を解決すべく、「花×◯◯で『花の分母』を広げるためには?」という観点から、生花店・流通事業者・消費者それぞれの取り組みについてそれぞれお話されました!
【生花店】AFRIKA ROSE(アフリカローズ)
AFRIKA ROSE(アフリカローズ)は、アフリカで育てている最高品質のバラを世界に届けているブランドです。
寒暖差の激しいケニアの高地が育んだバラは、力強く、美しさに目を引かれる大きさだけでなく、花の持ちも1~2週間と生命力の強さを物語っています。
そんなステキなバラを届けるアフリカローズで ジェネラルマネージャーをしている海野(うんの)真司さんは、生花店という立場でお話しました。
「もっと、アフリカの薔薇を世界へ。
もっと、笑顔あふれる世界のために」
という想いがあるアフリカローズですが、「フェアトレード」を全面に出さずに発信しているそうです。
「フェアトレード」というと、どこか「発展途上国のために」という気持ちが入りがちですが、「キレイだから、心が和(なご)むから」といった花本来の価値を優先して販売しているとのこと。
ケニアは現在シングルマザーが多いため、子供たちが育てられるように雇用をしっかり確保できるのもアフリカローズの強味。
消費者だけでなく、生産者のことまで考えられていて本当にステキですね!
AFRIKA ROSE(アフリカローズ)の商品紹介
1輪のバラを送る1輪ギフトBOX(一輪挿し付き)や、値段に合わせたアフリカローズのサマーギフト(5,000~20,000円分)など、さまざまなギフトが選べます。
大切な人への贈りものはもちろん、普段がんばっている自分へのごほうびとして選んでみても良いかもしれません。
配送する際、30文字以内で「ひとことメッセージ」を加えて贈ることも可能なので、想いがより伝わることは間違いなしです!
■【サマーギフト】1輪ギフトBOX(一輪挿し付き)
オンラインストア販売価格:3,960円(税込)
■アフリカローズのサマーギフト【10,000円分】
オンラインストア販売価格:11,000円(税込)
※公式オンラインストアはこちら
【流通事業者】LIFULL FLOWER(ライフルフラワー)
出典:LIFULL FLOWER (@lifull_flower)
LIFULL FLOWER(ライフルフラワー)は不動産・住宅情報の総合サイト「LIFULL HOME’S(ライフル ホームズ)」を運営している株式会社LIFULLが「花の流通ロスを0にすること」を掲げ、2017年にスタートした「花の定期便」サービスです。
サービスを立ち上げる中心となった株式会社LIFULLの須貝(すがい)さんは実家が花農家で、「誰もがもっと気軽に花を楽しめるように」と考え、花の定期便という形で始めたそうです。
今回のトークセッションでは、ライフルフラワーの事業責任者 篠島(しのじま)浩平さんに「流通事業者」という立場でお話しいただきました。
花業界の社会課題を解決すべく、日々活動されているライフルフラワー。
毎月決まったタイミングでポストに届けてくれるので、より手軽に花を楽しむことができます。
「より多くの人々が安心と喜びのある生活にしたい」
という想いでお仕事されているライフルフラワーの篠島さん。
その月の旬な花を見ることもできるので、どんな花が届くのか毎月ワクワクできますね!
LIFULL FLOWER(ライフルフラワー)の商品紹介
ライフルフラワーの定期プランは、3つのサブスクリプションサービスから選ぶことができます。
ライトプラン
セルフアレンジプラン
スタンダードプラン
ライフスタイルに合わせて選ぶことができます。
プランによっては宅配ボックスも利用可能なので、好きなタイミングで受け取ることができるのもうれしいポイント。
■ライトプラン
1配送858円(税込・配送料込)
まずは試してみたい方向け。
3~4本(グリーン含む)をポストに投函して届けられます。
■セルフアレンジプラン
Sサイズ…1~8本、1配送1,958円(税込・配送料込)
Lサイズ…1~12本、1配送3,178円(税込・配送料込)
※配送料は一部地域除いて別途かかります
自分で好きなように、自由に活けて楽しみたい方におすすめのプラン。
■スタンダードプラン
1配送2,680円(税込・配送料込)
※配送料は一部地域を除いて別途かかります
忙しい方や、気軽に花を楽しみたい方におすすめのプラン。
蓋(ふた)を開けるだけで、そのまま飾ることができます。
エコゼリー入りなので、面倒な水換えも不要です。
※公式オンラインストアはこちら
【消費者】消費者という立場として感じたこと
Kanattaが運営するエシカル大学の副学長 荒木が、消費者という立場で話をしました。
今回感じたことは、花の価値は人それぞれで、「花の分母を増やす」ことは「花をきれいだと思う人の分母を増やす」ことだなと考える時間でした。
贈りたいと思う気持ち
贈られた時の気持ち
生活の中に花が欲しいと思う気持ち
花の変化を愛(め)でる気持ち
その度合いは、どれだけ花に触れる機会があったかと身の回りの人が花をきれいだと感じていたかで変わるような気がします。
特に、感受性が豊かな子供の時に自然の創造物である花や緑にたくさん触れていると、植物の命にも心を寄せられるような感性が育つ実感があります。
子供たち含めいろいろな年代の方にも花の魅力を伝播(でんぱ)させていくために、まずは自分自身が生活の中にもっと花をなじませていこうと感じました。
荒木自身が有機栽培を行っている農家に生まれ、植物に囲まれて育ったこともあり、「子供の頃から植物に触れて育つこと」の大切さを感じる内容でした。
私も、「自分自身が何ができるか?」を考え、できることをしていこうと感じました。
さいごに
花に対する想いをもった方々によるトークセッション。
「こんなにも多くの人が、熱い想いで花業界を良くしようと活動しているんだ!」と、聞いていた私も胸が熱くなりました。
新型コロナウイルス感染に伴って、多くのイベントが中止され、行き場を失った花が廃棄されたことをきっかけにより広まった「ロスフラワー」という言葉。
今まで世間に知られていなかった花業界の抱えている課題が浮き彫りになったからこそ、消費者である私たちも花について一緒に考える必要があると感じました。
華やかさで彩り、心も元気にしてくれるステキな花たちを日常に取り入れてみることで、生産者も消費者もWin-Winな関係になれると良いですね!