NEW STANDARD#04 Part2
CRAZY WEDDINGプロデュースのもと結婚式を挙げた1組のストーリー。人と地球に優しいライフスタイルを目指す私が 「エシカルウェディング」と検索してもなかなか選択肢を見つけることが難しかった経験から、どこかの誰かのヒントになったらという思いで綴っています。
プレ花嫁の皆さまは気になること間違えなしのウェディングドレス。ドレス制作の実績がないにも関わらず、オーダーメイドドレスをitobanashiに依頼した経緯や制作プロセスはPart 1で綴っています。
国を超えた「手仕事」の集大成
迎えた当日、仕上がったドレスを着た私は「この一着がなければ、私たちのこの1日は創り上げられなかった」そんな風に感じました。
インドの職人さんの手仕事が海を渡ってやって来て、その生地をもとに伊達ちゃんがデザインを検討し、縫製士さんが仕立ててくださった、私だけのオリジナルの一着。
こんなにいろんな方の想い、そして手をかけてくださった時間が詰まった一着を身にまとって過ごせる1日って、なんて贅沢なことなのだろうと感じました。
3つのスタイルで楽しめる一着
Part1でお伝えした通り、今回はこの一着を二次会まで1日中フル活用して過ごしました。そのためシーン別に少しずつ変化を楽しめる仕様にしていただきました。
<挙式:ベースのドレス+リボン+マント>
挙式時はゲストの方に後姿を見ていただくシーンも多いというアドバイスをいただき、背中が大きく開いたベースのドレスの上につけられるマントのような1枚を作っていただきました。そして腰にはアクセントにグリーンのリボン。正面から見るとこんな感じです。
そして個人的にとってもお気に入りなのがこの背中にある刺繍。
素敵すぎませんか?
裾に入っている刺繍もとっても繊細なんです。下の写真はヘアメイクに入っていただいた知花さんが撮ってくださったものです。
<披露宴:ベースのドレスのみ>
披露宴の再入場のタイミングでヘアメイクを変えていただき、ドレスはシンプルにベースのドレスのみに。写真は念願の本棚からの入場の様子。
披露宴の時は、髪型をダウンスタイルにし後ろにはかすみ草を散らしてもらい、ピアスは大ぶりなものを身に着けることにしていたので、その分ドレスはシンプルに。
最高にお気に入りの写真たち。
<二次会:ベースのドレス+シャンパンゴールドのリボン>
二次会では、太めのシャンパンゴールドのリボンをつける形でパーティー感をだして。
下の写真で付けている花冠はなんと、旦那が忙しい合間をぬってサプライズで作って用意してくれていました♡ティアラとかつけるの夢だなぁと頭の片隅にあった私は、大喜びでした。
大好きな妹と弟との1枚。
余すことなく使いたい
ところでこれまでの写真の新郎の姿を見て、なにか気づきませんでしたか?
そう、新郎の蝶ネクタイ、ポケットチーフ。
こちらはドレス制作時に余ったハギレで作っていただいたもの。蝶ネクタイはベースのドレス生地、ポケットチーフはマントに使用いただいた生地のハギレを活用してもらいました。
そして、こちらにも。
細かい説明は#05でご紹介しますが、木箱にロスフラワーを敷き詰めた上のリングピロー。こちらもドレスの生地のハギレを活用いただいたもの。
こんなに繊細な刺繍が一針ずつ丁寧に刺してある生地なので、できるだけ余すことなく使ってもらいました。
「もったいない」
古くから日本にある考えだと思いますが、最近再びそんな考えに立ち返ろう、という動きが多くありますよね。
これまでご紹介してきただけでも、まだカタチを変えれば使え楽しめるモノ、美しいモノがこんなにもあるんです。
・廃材のベンチ
・廃棄されてしまう紙
・廃棄されてしまうお花
・ドレスの生地のハギレ
皆さんも一度、日常を見渡して探してみてください。
本当にこれってごみなのか?まだ使える道はないのか?何か素敵なモノに生まれ変わる可能性を秘めているかもしれません。
itobanashiに心惹かれたら
ここまで、今回のエシカルウェディングに欠かせなかったドレスについて綴った#04 Part1,2を読んでくださってitobanashiに心惹かれた方は、ぜひ刺繍のハギレを活用した「ゼロウェイストプロジェクト」のクラウドファンディングも覗いてみてください。
私もアンバサダーとして協力させていただいており、ページのどこかに、私と夫がちょこっと出てきます。笑
ぜひ見つけてください♪
次回#05では、私たちが厳選した小物アイテムをご紹介していきます!お楽しみに。下の写真の各アイテムがどんなモノでつくられているのか、想像してみてくださいね。