【DAGames/IRIS】"Green: SSD" 歌詞和訳
(They're naked demons)
(奴等は裸の悪魔共)
The outside will find us, learn us
They'll counter our judgement, flush it all away
Embedded with blindness, they define us
For their unholy gain
Now, remember despite our difference
It's our chemistry colliding for so long
Down in the sewage, arms will drag you down
Make you drown
外の連中が俺達を見つけ、俺達を知り
俺達の判断を誹り全てを流し去る
芯から無知蒙昧なまま俺達を定義する
奴等の不浄な利益のために
さて、皆違うってコトを思い出してくれよ
俺達はずっとそりが合わかったようだからよ
汚水溜めに下れば腕が伸びて引きずり込み
そして溺れさせる
Voices are shallow from the outside
They can never come between us
As long as we fight them
外から聞く声は酷く浅薄だ
奴等は俺達の中に来れはしない
俺達が相手となり戦う限り
They flood us like toxic, riddled with green
They're naked demons
We'll chop off the hand that drags us through the dirt
Let them know it hurts they tried
俺達を毒々しく不快な緑で満たしていく
奴等は裸の悪魔共
俺達を引きずり込む土塗れの手を切り落として
試すだけ無駄だと知らしめてやろう
It's simple but always effective
Make contact less active for their needs
Choke them with lumber, starve them with hunger
In their cauldron
I can see in their heads, "They can do better"
How'd they not realise? They don't know anything
We can do anything all by ourselves
We can not let them delve in deep
単純だがいつだって効果的だ
必要な時だけ接触するのはな
奴等をガラクタの中で窒息させ
奴等の大釜の中で飢え死にさせてしまえ
「俺達の方が上手くできる」と脳内でほざいてんのが見えるぜ
何故気付かない?自分がとんだ無知なんだと
俺達は自分自身で何でも出来る
奴らがここまでたどり着くのを許さない
We have our taints beneath it all
They assume it's our everything
They're blind, so blind!
俺達は皆汚い部分があるが
奴等はそれが全部だと思い込んでいる
盲目だ、ああ、なんて盲目なんだ!
They flood us like toxic, riddled with green
They're naked demons
We'll chop off the hand that drags us through the dirt
They'll know they are denied
俺達を毒々しく不快な緑で満たしていく
奴等は裸の悪魔共
俺達を引きずり込む土塗れの手が切り落とされて
奴等は拒絶されたと知るのだろう
They'll flee down the pipes they came from
And fade away like a green parade
We may go through our own disarray, but we'll overcome
And let them know it hurts they tried
奴等は這い出てきた下水管から逃げまどい
惨めな犯人のように消えるだろう
俺達は混乱に見舞われようが打ち克っていく
試すだけ無駄だと知らしめてやろう
There's no "Looking from the other side" here
For there's no more other side for them to see
They're sat between the seats
And caught right between the eyes
They're an enemy to self-depletion
Through as tough as it may seem
「相手の立場から考えよう」なんてここにない
奴等にとっての「向こう側」なんてもはやない
奴等は座席の間に座らされ
白日の下に捕まった
頑強に見えるかもしれないが
奴等は勝手に滅びていく敵なんだ
They're a lost cause, they're a lost cause
They're a lost cause, they're a lost cause
Parasites without remorse
奴等に勝ち目などない
奴等に勝ち目などない
良心の痛みなどない寄生虫
Look 'em in the eye, turn it around
Not a noise when no one's around
Take 'em out of site, out of mind
And that's to put it kindly
奴等の目を見ろ、考えを変えろ
誰も居ないならもう雑音じゃねえよ
敷地の外に、心の外に追い払え
優しく言おうとしてるんだぜ
(They're naked demons)
Lay waste to your green mistakes
You'll be glad when you're gone away
(奴等は全裸の悪魔共)
オマエの過ちは脆く荒廃して
消えた方がマシだと思うのだろう
They flood us like toxic, riddled with green
They're naked demons
We'll chop off the hand that drags us through the dirt
They'll know they are denied
俺達を毒々しく不快な緑で満たしていく
奴等は裸の悪魔共
俺達を引きずり込む土塗れの手が切り落とされて
奴等は拒絶されたと知るのだろう
They'll flee down the pipes they came from
And fade away like a green parade
We may go through our own disarray, but we'll overcome
And let them know it hurts they tried
奴等は這い出てきた下水管から逃げまどい
惨めな犯人のように消えるだろう
俺達は混乱に見舞われようが打ち克っていく
試すだけ無駄だと知らしめてやろう
Let them know it hurts they tried
試すだけ無駄だと知らしめてやろう
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◇考察・解説
ゲーム実況、アニメーション、1次・2次創作曲を手掛けるイギリス出身のyoutuber「DAGames(Will Ryan)」がオリジナル曲リリースのための名義「IRIS」として発表した曲です。
2020年に行った1時間で曲を作るプロジェクト「FlashDrive」にて手がけた色がテーマの7曲のうちの1つ。その後各曲に順次歌詞の追加やremixを入れ「:SSD」が末尾に付いたものをリリースしました。
「Green:SSD」がその1つに当たります。
緑といえば日本と諸外国(西欧圏)で想起させるニュアンスが異なることは有名です。
平和、自然、環境などは共通していますが緑の目のモンスター、毒、邪悪なスライムなどのように日本発祥ではないイメージのように、嫉妬や未熟さ、毒々しさなどを想像させる色でもあります。
Will氏の手による歌詞にはしばしば強い抵抗と反撃のメッセージ、権威的暴力装置視点またはそれの脅威下にある存在、叩きつけるような力強い不屈の意思が表現され、隠喩的または直接的に氏が経験した過去の鬱との闘病やアンチからの執拗な嫌がらせへの戦いが反映されているように感じます。Green、特にSSDのMusic videoからはかなりその側面が強くあらわされているように感じられます。
かなり意訳多めになり、特に曲中の形容詞としてのgreen(green mistakeなど)のは正直文脈でこうかな?という考察100%となっています。
(文字通り直訳「緑」としても何かしらの意味が付与されているはずなので、ディープな英語圏特有もしくはイギリス英語、何かの作品タイトルや音楽に由来するものだったら今の私にはお手上げです…)
特に自信がなさ過ぎて注意をしたいほどの部分はfeed away like a green parade「green paradeのように消える」の箇所になります。
green paradeといえばアイルランド文化圏における聖パトリックデー祝祭パレード(緑色のコスチューム着用する)ですが、それ自体が何かの暗喩や熟語になるわけでもなさそうで心底お手上げでした。
「惨めな犯人のように」に落ち着いた理由として『逃亡者』という映画(1993, 原題: The Fugitive) で真犯人が逃亡時にシカゴのパレードの様子が印象的に描かれているシーンがあると小耳にはさんだ点があります。
Will氏がイギリス人であること、元交際相手がアイルランド人であることから聖パトリックデーが身近なこと、パレードが印象深く表れている上記の映画が参照されている可能性を踏んでの意訳となります。正直本当に自信はありません。
Will Ryanニキの英語は意訳が難しすぎるぜ!
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◇メモ
between the eyes:目前で・強く印象付ける形で
lost cause:成功の見込みのない試み
lay waste:荒廃させる
depletion:減少・枯渇
Will氏本人によるFlashDriveプロジェクト解説動画を参照しました。
非常に高頻度で配信するアーティストなので、アーカイブを視聴すればよりディープな話もどこかで聞ける可能性あります。あるかもしれません。