当たり前になるという事
よく自分の事をどんな人かって聞かれる時に必ずこう言ってしまう。
「中身のない人間です。」
何故そう思うのかというと、"当たり前"の事柄をこなしたところで何の感情も湧かないから。
その"当たり前"をこなしている最中にトラブルに見舞われた時、物凄く動揺する。
"当たり前ではない"から。
例えば、仕事でレシートとかの情報をExcelに入力するとかの事務的な作業を始めるとする。
始めこそ慣れずに苦しい思いはすれど、慣れてくれば、その作業が"当たり前"になっていく。
当たり前になってしまったら、その仕事に対して何を楽しみにすればいいのだろう。
…給料面?昇給?出世?
今まで見聞きした中だとやっぱり名ばかり店長で、時給は新入バイトのそれと変わらない。
なんて話ばかり聞いてきたせいで、その辺りに楽しみが全く見いだせない。
話を冒頭辺りまで戻すと、"当たり前"を武勇伝のごとくといえば大袈裟だけど、そういったことを話すのは"痛い人間"だと思っているのが根底にあるからだと思う。
Uberを始めて。
元々人と話す点については苦ではなかった。
今までコンビニ、日払い派遣で倉庫、フリーランスの真似事だったりとやってきたから、それなりの話は出来るつもり
ただ、仕事以外で話すネタがない。。。
特別アニメを観るようなタイプでもないし、薦められてちょっと観てみようかな、くらいしかないから自分から振れるような事が全くない。
自分を中身のない人間だと思う点については、こういったこともあると思う。
ゲームに関しても、今まで触って来たゲームは"楽しい"と思えればそれなりに収集だったり攻略だったり頑張ってきたけど、やはりどれも中途半端が災いして、以下の構図が出来上がってしまった。
・身近で同じゲームをやっている相手が自分と比べて全く進めてないどころか、既に引退していた
・上級ユーザーの会話を聞いても全くわからん
というわけで、話し相手が増えるというわけではなかった。
今頑張っても、ソシャゲだったら絶対に埋まらない壁があるようなゲームばかりだったから、時すでに遅しみたいなところもあったし。
日常で何か話すって言ったら親の虐待くらいしかないから、これは振るネタとしてはあまりにもメンヘラなのでNG。
…物凄く脱線したけど、この仕事の"当たり前"は「飲食店から商品を受け取り、注文者の元へ届ける」というもの。
"当たり前"から外れることといえば、上記の内容。
飲食店が同じといえど、運ぶ商品の量だったり、質だったり、梱包方法だったり。
他には運搬距離とか場所とか。
基礎は当たり前なのに、配達の過程にある段差とかで商品が破損しないかどうかを気にしなければならない。
Uberのバッグは、緩衝材なんて便利なものは付属されていないので
Amazonとかで緩衝材を買ってみたり、その緩衝材で商品が衝撃で跳ねないようにするためにどう配置するかとかを考えなければならないとか。
もし破損した場合、どう言い回すかとか。
これに関しては、以下のような感じ。
1.破損した事実を伝える
2.もし受け取れない場合はサポートからの返金対応がある
3.現状の商品の状態を確認いただき、回答を求める
(4.拒否された場合は、その旨をサポートに連絡、及び廃棄処分)
なんだかんだ"当たり前"の中でもイベントがあるから、この仕事は楽しめているんだろうって今はそう思える。
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