小学校四年生の話
北海道では地域によりますが、雪の多い地域では冬の体育の授業はほとんどスキー授業になるのです。
僕の住んでた所はスキー授業だったのですが、スキー授業の日は家からスキーを担いで登校していました。
僕の家から学校までだいたい3キロあるね。
スキー重たいね。
スキーは好きだけど、スキー授業は嫌いだね。
僕の父はスキーが好きだったので、小さな頃からよく近くのスキー場に連れて行ってくれました。
なので僕はスキーが上手でした。
これね、話少し逸れちゃうけどコレってどうなんだろうって、たまに思う事がありますね。
家庭の事情や環境で小学校でスキー授業が始まる時点で、スキーの出来る子と出来ない子の差が、もの凄くあるんだよね。
初めてのスキー授業の時まで一度もスキーをやった事が無い子供だっているのだもの。
クラス分けして授業はするんだけどさ。
なんかフェアじゃ無いと子供の頃から思ってたよね。
でもこのスキー授業のおかげで、やった事の無い子供もある程度スキーに乗れるようになるんだけどね。
スキー授業のおかげで大人になってスキーデート楽しめてる人がいるのも事実なんだけどさ。
走ったり、ボール投げたりは得意だけど、スキーは初めての子にとっては3学期の体育の評価がスキーで決められたら、たまらんよね。
話を戻します。
登校時に担いでいったスキーは当然下校時も担いで帰ります。
学校から僕の家までだいたい3キロあるね。
スキー重たいね。
僕の家から学校までは緩やかな登り坂と少し急な登り坂です。
学校から僕の家までは少し急な下り坂と緩やかな下り坂です。
僕はひらめきました!
帰りはスキーで帰れば良いのだ!
学校を出た僕はスキー靴を履いてスキーをセット!
車道を軽快に滑って家まで、あっという間に着きました。
超気持ちいい😆
スキー授業良いね👍
次の日、学校に行くと朝の会で皆さんにお知らせがありました。
車道でスキーに乗っているアホな子供がいたと住民から通報がありました。
スキーは好きだけど、スキー授業は嫌いだね。
続く
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?