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【ETF四方山話】アドバイザーからのニーズ

MSCI社のアドバイザー調査が出ていて・・・

ファイナンシャル・アドバイザーの世界の3つのメガトレンドとして、
・Personalization
・Transparency
・Technology
が挙げられています。

Personalizationについては、FAの人たちはやはり「税の最適化」が重要と回答しているようで、個々人の税についての最適化が彼らの重要なバリューであると認識しているということなのでしょう。
Transparecyについては、顧客はもはや経済的なリターンだけでは満足せず、個人個人の価値観に基づいたポートフォリオになっているかが重要。また、それについてはプライベートアセットも必要で、特にアジア・パシフィックでプライベートアセットに関する興味が高いようです。
Technologyについては、マニュアルでのポートフォリオのモニタリングや税についての情報に課題を感じているとのこと。

で、、、

ETFについては、Personalizationのところで触れられていて、
・Digital Asset ETFのアロケーションを増やすと答えたアドバイザーが、Increase significantlyが19%、Increase moderatelyが58%
・アクティブETFのアロケーションを増やすと答えたアドバイザーが、
Increase significantlyが20%、Increase moderatelyが56%
という結果とのこと。

ポートフォリオのPersonalizationの中で、暗号資産ETFとアクティブETFが重要なツールになっていることは間違いなさそうです。

どちらもポートフォリオをユニークなものにするという意味では、パッシブだけのポートフォリオに対して確かにアクセントになるでしょうし、アクティブのETFについては、その税効率の意味からもアドバイザーからの引き合いはあるのかもしれませんね。

あと、暗号資産については、APACのアドバイザーの興味が最も高く、アジア圏では特にニーズが高いようにも見えます。

そんな中、どうやら、タイが暗号資産ETF(直接暗号資産を保有するもの)を認めそうだとか・・・

アジア各国での暗号資産プロダクトの競争も激化しそうですね。

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