スタートアップは本当に力がつくのか!?突然スタートアップに転職したエンジニアのはなし 〜PMF見えてきた!?編〜
どうも、こんにちは!約4週連続note投稿、ユートニックの衛藤です!
今回は3部作の最終章、「PMF見えてきた!?編」です!
1作目・2作目まだの方はこちらからどうぞ!
PMF(Product Market Fix)とは、プロダクトが市場に受け入れられ、適合した状態のことを指します。スタートアップは、まずMVP(Minimum Viable Product)を作り、いち早く市場に投入、そして改善サイクルを積み重ねPMFを目指すことになります。
今回は僕がジョインして2~3年経過した頃、つまりは2023年〜2024年6月現在までの話です。
前作のアーリーフェーズ編からさらにプロダクトは進化し、売上も着実に伸び、PMF見えてきたか!?ということを意識する時期に差し掛かってきました。その時期のスタートアップにはどのようなことが起こるのか、エンジニアはどのようなことを体験するのかを書いていきます!
そしてユートニックに興味が湧いてきた方、アーティストさんとのお仕事をしてみたい方、ぜひご連絡ください!
エンジニア・デザイナー積極採用中です!カジュアル面談も大歓迎ですので、XのDM等でお気軽に🎤🎸🎹🥁
会社のオフィスが六本木に移転
まず、2023年の2月ごろ、恵比寿から六本木にオフィスを移転しています。
コンクリートと天井むき出しのオシャレなオフィスで、広さは以前と比較して3倍以上?最近、デスク数も倍になりました。
プロダクトの成長
2024年現在のプロダクト構成
コンパウンド戦略を取るユートニックのプロダクト機能はさらに加速し、現在はこのくらいの機能郡で成り立っています。
アーリーフェーズ編の頃に比べると、かなり機能が増えています😂
この開発スピードこそ、スタートアップ特有のフットワークの軽さとMVPを意識した開発を表していると思います。
この規模の機能郡が提供されると、アーティスト活動を360度ほぼ取り囲む機能が適用されており、横串での機能利用も連携されることが多くなりました。
また、2024年には、これらの機能郡の総称がUDom(ユーダム)という、ファンダムプラットフォームとして生まれ変わりました。
新たなOrganizationの立ち上げラッシュ&売上記録更新
2023年~2024年にかけて、新規Organizationアプリの立ち上げが増えてきました。それに伴い、ストア売上(デジタル写真集)やガチャ・トレカで、月間最高売上記録を続々と更新していき、社内での熱量もかなり上がってきています。
特にガチャに関しては、新規立ち上げラッシュでオペレーションがパンクするほどの忙しさとなり、売上の桁も上がりました。
ガチャ・トレカは完全に市場に受け入れられ、Market Fitした状態ではないかと思われます。
今後もさらに様々アーティストさんで展開されていく予定です!
新たな領域への挑戦!
これもエンタメ!フードフェスでのモバイルオーダー開始
ユートニックは、音楽・声優・アイドルマーケットの他にも領域を拡大し、エンタメ全体を視野に入れて事業展開をしています。
代表的な例では、2023年の冬に横浜赤レンガ倉庫で開催された「イルミネーションと一緒に楽しむフードフェスタ2023」で、UDomの機能が使われました。
デジタルアイテムの機能の1つである「チケット」機能をカスタマイズし、フードやグッズの事前購入・会場受け取りが出来るようになったのと、事後に配送されるEC機能(ストアカート機能)も実装されました。
この機能により、後述の電子チケットの可能性が一気に広がり、さらに発展することになりました。
既存市場に挑戦状!電子チケット事業の本格始動
そして2024年、一大プロジェクトとして電子チケット機能の開発がスタートしました。
要件は、大手プレイガイドも実装している先行販売(抽選・先着販売)機能です。プロジェクト開始時点で、大きなアーティストさんでの導入が確定しており、遅延が許されないプロジェクトでした。
規模は1万人収容レベルの大きなもので、かなりのアクセスも予想されました。
抽選応募開始日は、緊張の中予想を超えるアクセスがあり、定員を遥かに超える応募をいただきました。
また、先行販売と同時に行っていたグッズの物販(EC)もほぼ完売したことで、個別機能の歯車がそれぞれ噛み合いはじめ、うまく回りだした感覚を覚えています。
このプロジェクトでは様々な困難が降り掛かってきましたが、なんとか本番イベントも盛況のうちに完了することが出来ました。個人としても会社チームとしてもさらにステップアップ出来たのかなと思っています。
ちなみに、電子チケット抽選機能の開発は非常に難しく、様々な工夫が必要だったのですが、それは別の記事として書き上げようかと思っています。
これは・・・いわゆるPMFの兆し・・・!?
PMFの定義自体が曖昧なのと、まだ誰も経験したことがない状態なので実際にはどうなのか分かりません。
念のため、PMFした会社には一体どんなことが起こるのかを調べてみました。
以下、ChatGPTによる回答例です。
売上の増加
ガチャや電子チケット・ECにより2024年の売上は伸びてきています。また、人気アーティストの案件も増えてきており、ユーザー数も着実に伸び始めました。2021年時点から比較すると、2024年6月時点で約5倍のユーザー数となりました。
増える引き合い・猫の手も借りたいほどの忙しさ
既述の電子チケットプロジェクト以降、新たな引き合いも増えてきており、忙しさが一段と増した気がします。
また、お客様からの問い合わせやフィードバックも日々届いており、カスタマー対応にもチーム全員で取り組んでいる状況です。
また、既存プロダクトの成長と新規案件の増加に伴い、人材採用の必要性が高まってきています。(興味ありましたらカジュアル面談だけでも・・・!)
限られたリソースで案件を回していくため、オペレーションの効率化なども取り組んで行く必要がありそうです。
これらを鑑みると、PMFの足音が聞こえてきたのではないか・・・?と思っています!
スケーラビリティはサーバーレスによりクリア
システム側のスケーラビリティはというと、以前の投稿でも触れた通り、ほぼサーバーレス運用なのでインフラ面での課題はあまりありません。
とは言いつつも、パフォーマンス面での課題やコストの最適化等取り組むべき課題は多々ありますので、今後改善を続けて行きたいと思っています。
ブランド認知はこれから?
ブランド認知については、ユートニック・UDomともにまだまだこれからかなといったところかなと思っています。
また、競争が激しい市場でもあるため、どのように差別化をしていくか、その強みをどれだけ伸ばしていけるかによってPMFを達成し勝ち筋を見出だせるのではないかと思われます。
1作目〜3作目までのまとめ
以上、数週間かにわたり、「スタートアップは本当に力がつくのか!?突然ス
タートアップに転職したエンジニアのはなし」を書いてきました!
思えば3年前に業界もガラッと違う世界に飛び込み、本当に色々なことを経験させてもらいました。
エンジニアというよりは会社やプロダクト中心の話になってしまいました。しかし、これがスタートアップで働くということなのかもしれません。常に全体を意識し、物事を大局的に捉えつつ、目の前のタスクをこなしていくことが当たり前になりました。(スタートアップに限らず重要なことではありますが)
ここから先、さらに会社は成長し、より組織的になってくると思います。
俗に言われる「30人の壁」「50人の壁」「100人の壁」もでてくるのかな、などと想像していますが、それを経験できること自体が貴重な機会と考え、スタートアップの醍醐味を存分に味わっていきたいです。
他にも予想すらできない様々なハードシングスが降り掛かってくると思いますが、社内メンバーと力を合わせて乗り越えながら「楽しんで」仕事をしていきたいと思います。
最後に
最後まで読んで頂いてありがとうございました!!
冒頭にも触れましたが、現在採用強化中です!コアメンバーとしてジョインできる数少ないチャンスかもしれません、ぜひご興味ありましたら一度ご連絡ください!(特にエンジニア、デザイナーさん募集中です)
ご連絡お待ちしております!
ではまた👋