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【資格取得】ペーパードライバーならぬペーパーライセンス【SIer】

こんにちはヌルです。
私はシステムエンジニア(インフラ系)として、SIer(System Integrator:システムインテグレーター)系企業で働き7年程度となりました。

毎年毎年、お勤めさせて頂いている会社で義務付けられているMBO(Management By Objectives:目標管理制度)達成のために資格取得をしております。

実業務に関係のないMBO目標を達成できなければどれほど仕事で成果を上げても評価はマイナス、お賃金は上がらず、ボーナスにも影響が出ます。

この目標達成のために休日も返上したり、お偉いさんに達成不可能な目標を定めさせられたり…とっても理不尽な制度だなあ~と思います。

普段現場に来られない、見ないお偉いさんが文面と数字だけで評価しやすいのはそうだろうとは思うのですが、疲弊している現場を更に疲弊させてモチベーションがだだ下がりになる、悪しき文化だと思います。

それはそれとして社畜なので達成のために頑張ってます!
お賃金をあげてくれ!!!!
…どうせ屁理屈つけて評価マイナスだろうけれど…いっぱい辛い…

ヌルさんのライセンス

そんなわけで毎年のように資格が増えていき、両手両足の指の数では足りない状態となり、何をもっているのかわからなくなったので良い機会なのでまとめました。
※個人情報特定回避のために、一部資格を抜いたり、惜しくも取得できなかった資格、これから取得する資格なども含めています

商業系/ビジネス系ライセンス

まずは商業系の資格から。

  • 簿記実務検定 1級

  • 日商簿記検定 2級

  • 珠算・電卓実務検定 1級

  • 販売士検定 1級

  • 秘書実務検定 1級

  • ビジネス実務マナー検定 1級

  • 商業経済検定 1級

    • ビジネス基礎

    • マーケティング

    • 商品開発と流通

    • ビジネス法規

    • ビジネス・マネジメント

  • ワープロ検定 1級

  • パソコン入力スピード認定試験 1級

  • 第二種衛生管理者

いまでこそシステムエンジニアをやっておりますが、元商業系であり、商業科・工業科などのみで普通科が存在しない専門高校に通っていたので、学生時代から資格取得≒成績でした。
この頃の知識はあまり利用していないので、ペーパーライセンスとなっているのが残念です

就活の為高校2年生までに取得した資格が多いですね。
一部は社会人になってから上位資格を取得しました。

お勤めするのにあたり、上位資格をもっているのに下位資格の取得を指示されたり、類似資格をもっているのに取得指示をされたりと、手段と目的が入れ替わっている業務命令によって、無事ライセンスホルダー(ペーパーライセンス)になってしまいました。

IT系・技術系資格

次に今のお仕事でも使っているIT系資格です。

  • 学生系の資格

    • 情報処理検定 1級

    • 情報処理技術者能力認定試験 1級

    • C言語プログラミング能力認定試験 1級

    • JAVAプログラミング能力認定試験 1級

  • 国家系IT資格

    • ITパスポート(IP)

    • 基本情報技術者(FE)

    • 応用情報技術者(AP)

  • ベンダー系IT資格

    • LPIC

    • CCNP

    • Oracle Database 12C

    • ITIL Foundation V3

    • UI PATH - RPA Developer

    • JP1認定エンジニア

    • G検定

    • AWS Certified Solutions Architect

    • AWS Certified AI Practitioner

    • Microsoft Certified: Power Platform

    • Microsoft Certified: Azure Fundamentals

盛りだくさんです!
foundation資格からprofessional資格を取得したり、下位資格から上位資格に地道にランクアップしていっているので、記載している内容はあくまでざっくり今持っている資格となります。
インフラ系エンジニアとなってしまったので、すっかりコードをかくことがなくなり、C言語やJAVAはかろうじて読み取れるというレベルですっかりペーパーライセンスです。

もっているだけのペーパーライセンス

色々資格を書き出してみましたが、実務と関係なかったり、持っているだけのペーパーライセンスになっており、完全に「業務命令で取得しただけ」になっている状態なのがとっても残念です。

運転免許と同じで車に乗らなければペーパードライバーになってしまうのと同じですね。

それでも社畜続けている限り、資格はどんどん増えそうです。
資格取得自体は好きなのですが、ペーパーライセンス状態なのがとても後ろめたい…

使ってるものもあるのですが…

ところでお賃金おいくら万円?

「こんだけ資格もっていればさぞお賃金もらっているんでしょ?」
「SIerってジャリンジャリン稼いでるんでしょ?」
「テレワークとかスライドワークとかでゆったり働いてるんでしょ?」
というPOSTをSNSでよく見かけます。

お客様からもそんな目で見られます。

勿論資格手当もありますが…

残業なければ手取り30万円以下です

残業を40時間して手取り30万円をギリギリ超えます

昨今の新卒以下で働いてます

大規模基幹システムの要件定義や基本設計書や各種詳細設計書、各種パラメタの設定、実装、単体・結合テスト、性能テスト、セキュリティテスト、リリース後のパッチ適用、不具合修正…などなどしても、企業勤めサラリーマンインフラエンジニアのお賃金はそんなものです。

テレワーク?昨今のサイバー攻撃の情勢を考えたらインターネットから本番環境サーバへのアクセス可能にするのは危険すぎるため、厳重に隔離されたサーバルームで作業をします。サーバールームでは水も飲めません。

システムは24365で稼働しているため、休日だろうが祝日だろうが夜間だろうが問題があれば緊急出社します。
電話待機手当や夜間休日手当はありますが、微々たるものですね。

「転職しろ」?
IT業界はとても狭いので転職しても以前の現場と関わるなどよくあります。
また、あまりに疲弊しすぎていて転職する気力や体力が…

閑話休題

結論:資格じゃなく技術を身に着けたい!!

資格を沢山持ってても意味がないことは社会に出てすごく身に沁みました。
確かに資格もっている、ということで評価されることもありますが、現場で必要とされているのはライセンス・ホルダーではなく、多くの経験を積んだ技術者だと思います。

いつもデータベースの障害起きたら頼りにされるスーパーグレートエンジニアさんだとか、何かしら設計で行き詰った時に相談すると答えをくれるプロフェッショナルエンジニアさんのようになりたい!!

なので資格取得にリソース割くのではなく、技術を身に着ける環境や土壌ができればいいのになぁと常日頃考えている次第です。

AWS re:Invent2023でいただいたSWAGの一部抜粋

余談①:よわよわエンジニアの実績

ちなみに私は以下の実績があります。

  • AWS環境の各種リソース構築

  • HULFTの構築~導入

  • Deep Security Agent(C1WS/V1ES)の導入・設定

  • Oracle Databaseの移行

  • PostgreSQLの導入・設定運用保守

  • OpsRampの導入・設定

  • DataDogの導入・設定・運用保守

  • Apache Tomcatの導入・設定・運用保守

  • Postfixの導入・設定・設定・運用保守

  • JP1の導入・設定・運用保守

  • AS400(i5)の運用保守

  • PowerSystemの運用保守

  • RHEL環境の導入・構築・運用保守

  • FWのルーティング設定

  • …etc

これだけ実績あってもエンジニアとしてはよわよわ評価の最低ランクです…何を出来るようになればお賃金上がるだろうか…

余談②:AIに課金したい!

巷で話題の生成AIに課金したい気持ちや、スペックモリモリのPC自作して、ローカル環境上に生成AIの環境を構築したい気持ちが日々募ります。

しかし毎日遅くまで残業、休日の夜間作業、寝ていてもかかってくる電話対応に追われ、気力体力をごっそりもっていかれ、お賃金が低いことも相まって何もできず、技術格差が確実に広がっているのを日々痛感しております。

インフラ系エンジニアの構築業務だと生成AIを利用するどころか、インターネットにすら接続不可なので、お仕事内容としては不要なスキルなのですが、AI活用してオタクをしたいです!

備忘:頭を抱えるロボットくん

今回もMicrosoft Designerで記事のTOP画像を生成しました。

TOP画像を出力したプロンプトは以下。
※プロンプトはご自由にお使いください。

office内のコンピューターの前で頭を抱えているロボットの後ろ姿。薄暗い部屋で沢山あるディスプレイの光だけが煌々と光っている。

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